豪華なビジュアルと確かな味が詰まったメニュー
ここからはそう語る湯浅さんこだわりの絶品料理を見ていきましょう。
●「チミチュリバーガー」(2,070円)

まず紹介するのは、「PENNY'S DINER」の代名詞でもあるハンバーガーメニューから、高さ約10センチを超える大迫力のバーガーをピックアップ。毎朝大きなブロック肉を、包丁を使い手作業でチョップしているアメリカ産牛肉100%のパティは、噛みごたえがあり、旨味もたっぷり。野菜は生オニオン、トマト、そして口当たりの柔らかいベビーリーフという、シンプルながら抜群の調和を生み出すチョイスが光ります。
しかし一番の特徴はあまり耳馴染みのない「チミチュリソース」にあります。これは、アルゼンチン発祥の肉料理に添えるソースで、白ワインビネガーにオレガノやパセリを合わせたさっぱりとコク深い味わいが魅力。ワイルドなパティに香り豊かな酸味がベストマッチです。
湯浅さんいわく「南米でステーキを食べていた時に出会って、これはバーガーと合わせたら美味いぞと思った」とのこと。食べるときは専用の包装紙にバーガーを移してから、豪快にかぶりつくべし。
●「ガーリックシュリンプフライ」(1,199円)

次はバーガーと併せて頼みたい人気のサイドメニューからこちらの商品をチョイス。ガーリックシュリンプといえばハワイの名物料理として知られていますが、同店のガーリックシュリンプは本場の味を超えていると、お客さんから太鼓判をもらっているそうです。
大きなエビはニンニクが効いた漬けダレが中までしっかり染み込んでおり、パンチ強めな味わい。それを支えているのがエビの下に敷き詰められたカリカリのフライドポテト。軽めの油でサクッと揚げたこのポテトとエビを交互に食べれば、あっという間に平らげてしまうはず。
「ポテトの上にチリソースやチーズをかける『ローディッドポテト』というアメリカ料理がありますが、これはそれからアイデアをもらいました」。ご飯とサラダがついた「ガーリックシュリンププレート」(1,650円)という数量限定のメニューもあるそうなので、ガーリックシュリンプの虜になったらこちらも要チェックです。
●「ビッグオレオシェイク」(1,450円)

最後は、お腹いっぱいでも不思議と入ってしまうデザートメニューをご紹介。約20センチはあるかという巨大なグラスは「ペニージャパン」で作っている物なのだとか。そこになみなみと注がれたシェイクは、「PENNY'S DINER」自慢のメニューのひとつです。
選び抜いたプレミアムなアイスクリームと舌触りの良い牛乳に合わせるのは、砕いたたっぷりのオレオ。その上には、見た目とは裏腹にライトな口当たりが魅力のホイップクリームがこれでもかと乗っています。これらを混ぜ合わせて一口飲めば、その背徳的な美味しさにノックアウトされるはず。
湯浅さんは世界最大のフードスポーツの祭典「World Food Championships」への出場権がもらえる、国内最大級のハンバーガーコンテスト「JAPAN BURGER CHAMPIONSHIP 2023」で4位になったこともある実力派。横浜に足を運んだ際には「PENNY'S DINER」の絶品ハンバーガーをぜひ堪能してみてください!
PENNY'S DINER(ぺニーズダイナー)
所在地 横浜市中区山下町海岸通り1-1 貿易協会ビル1F
営業時間 11:30~18:00(L.O. 17:15)、月曜~17:00(L.O.16:15)、金~日曜・祝日~21:00(L.O. 20:15)
電話番号 045-228-7742
定休日 無休
https://www.pennysdiner-yokohama.com/

2025.03.25(火)
文=むくろ幽介
写真=志水 隆