俳優・賀来賢人とデイヴ・ボイルが立ち上げた映像製作会社 SIGNAL181の長編第1作となる映画『Never After Dark/ネバーアフターダーク』(6月5日(金)公開)。米国最大級のカルチャーの祭典「サウス・バイ・サウスウエスト(SXSW)2026」のミッドナイター部門で観客賞を受賞するなど、公開前から国際的な注目を集めていた。
本作で主人公・愛里を演じたのが、女優の穂志もえかさん。霊媒師というミステリアスな役どころを、静かで抑制の効いた演技で体現した彼女に、作品との出会いや役作り、“恐怖”をどう表現したのかなどについて語ってもらった。
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“クリエイティブの力”を信じる姿勢に惹かれた
――本作への出演はどのように決まったのでしょうか。
ある日突然、賀来賢人さんのマネージャーさんからメールをいただいたんです。恐縮してばかりの、やたらと腰の低いメールでしたが、送られてきた企画書とプロットがすごく面白かったんです。
「脚本もできていない段階ですが、一度ざっくばらんに話す会を設けましょう」と言われて、すぐに賀来さんとデイヴ・ボイル監督にお会いしました。
――企画のどんなところに惹かれたのですか?
まず企画書がとても具体的で、作品の方向性もハッキリ書かれていたので興味を惹かれました。その他に強烈なインパクトがあったのはキャスティングです。イメージキャストが写真付きで載っていたのですが、賀来賢人さん、木村多江さんの上に「穂志もえか」と、私の写真と名前がドーンと掲載されていて。すごい度胸だなと、驚きました。
――うれしさではなく、驚きですか?
はい。私はキャスティングされただけで観客が呼べる、タレントパワーのある俳優ではないんじゃないかなと……。商業的な成功も考えてるでしょうし「私で大丈夫ですか」と正直にお伝えしたんです。
でも賀来さんは「そこはまったく心配していません」と言ってくださって。「むしろ、穂志さんだからお願いしたい」と力強く言っていただき、それはすごくうれしかったです。
「面白い脚本とすばらしいキャスト・スタッフを集めたら、世界に通用する映画が撮れるということを証明したい」と熱弁してくださり、こんなにもクリエイティブの力を信じている方がいるなら、この人たちについていきたい、と思いました。
