
大規模工事のため休館していた横浜美術館が2月8日(土)に全館オープン。リニューアルを記念して美術館のコレクションに立ち返る「おかえり、ヨコハマ」展が開幕しました。
原点に立ち返った横浜美術館はだれもが思い思いに過ごせる、アートと日常が交錯する豊かな空間にアップデート。今回は全館リニューアルオープンした横浜美術館の見どころと記念展「おかえり、ヨコハマ」についてご紹介。思わず立ち寄りたくなる魅力をたっぷりお伝えします。
だれでもくつろげる入場無料の「じゆうエリア」を拡充

来場者一人ひとりが生きる力をチャージする。そんな思いから横浜美術館を象徴する「グランドギャラリー」を中心にしたエリアは「じゆうエリア」と名付けられ、入場無料のスペースとして楽しめるようになりました。


飲み物を飲んでおしゃべりを楽しめる「まるまるラウンジ」や小さな子どもでも安心して利用できる「くつぬぎスポット」も併設。
横浜のお出かけで少し足を休めたいときに立ち寄ってアートを少し覗いてみる…そんな楽しみ方ができるのも横浜美術館ならではです。大階段に座りながらグランドギャラリーの作品を観覧したり、美術の広場に面した無料のギャラリー(ギャラリー8、ギャラリー9)でアートを鑑賞することもできます。
「子どもたちが無料エリアの作品と偶然出会い、こういう道もあるんだと気づいて無限の可能性を広げることもできる。美術館というのはそういう場所でありたいと願い、新たにこうした空間を創りました」(横浜美術館館長・蔵屋美香)
2025.03.14(金)
文=桐生奈奈子