毎年恒例、ホテル評論家の瀧澤信秋氏が実際に宿泊して「本当によかったホテル&旅館」を紹介するシリーズ。2024年はどんな宿が高評価だったのか――。今回は1月~4月編。(全3回の1回目/#2#3を読む)

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 【2024年1月~4月に宿泊した施設一覧/11施設】

 1月 TWIN-LINE HOTEL KARUIZAWA JAPAN(長野県軽井沢町)

 1月 鈴 京都宮川筋 hitotose穐-Aki-(京都市東山区)

 2月 ドーミーインPREMIUM渋谷神宮前(東京都渋谷区)

 2月 マームガーデンリゾート葉山(神奈川県横須賀市)

 2月 miss morgan hotel(神奈川県平塚市)

 2月 アパホテルステイ (富山県富山市)

 3月 ホテル創成札幌 Mギャラリー(札幌市中央区)

 3月 オーベルジュほまち 三國湊(福井県坂井市)

 4月 HOTEL MAZARIUM(岩手県盛岡市)

 4月 リーベルホテル大阪(大阪市此花区)

 4月 長崎マリオットホテル(長崎県長崎市)

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1月 TWIN-LINE HOTEL KARUIZAWA JAPAN (長野県軽井沢町)

https://twin-line-hotel.com/

 軽井沢ではありそうでなかったホテルへ。軽井沢は「東京24区」ともいわれ都市機能という顔も持つリゾートだが、軽井沢駅と旧軽井沢のちょうど中間にある東雲交差点の角という立地のホテル。都会的な軽井沢の魅力を享受しつつも、確かにリゾートへ身を置いている実感を得られる。

 “TWIN-LINE HOTEL”というホテル名の通り、様々な物がツインで設え置かれている。シェアする空間とプライベート空間が程よくクロスするライフスタイル型ホテルで、他のゲストに刺激を受けつつクリエイティブな仕事も捗りそうだ。都会の喧噪もない田舎の憂鬱もない、ちょっと刺激的な軽井沢ホテルステイが実現できる。

2025.02.26(水)
文=瀧澤信秋