2023年以降、マカオの魅力はますます進化しています。パンデミックで一時低迷していた観光業も回復し、新たなスポットのオープンやリニューアルが相次ぎ、街には以前のような活気が戻りつつあります。
本記事では、エンターテインメントやアートスポット、そして歴史とモダンが交差するマカオならではのラグジュアリーな旅の最新情報をお届けします。
マカオの最新エンターテインメントスポット巡り
コロナ禍から立ち直ったマカオは、再びアジアのデスティネーションスポットとして注目を集めています。2024年の国慶節ゴールデンウィークには、パンデミック前を超える観光客数を記録し、ホテルの宿泊率も高水準に回復。さらに、特別行政区成立25周年という節目を迎えた今年は、伝統を大切にしながらも新たな観光資源を取り入れる姿勢が際立っています。
こうした変化の中で、マカオには過去と未来が交差する魅力的なエンターテインメントスポットが続々と誕生。その象徴ともいえるのが「スタジオシティ(Studio City)」です。
コタイ地区に位置するこの施設は、映画をテーマにした豪華な総合型リゾートとして人気を集めています。
2024年には新アトラクションが追加され、エンターテインメントの幅がさらに広がりました。中でも特に注目されるのは、アジア唯一の8の字型観覧車「ゴールデンリール」。マカオの街並みを一望できる絶景スポットとして多くの旅行者が訪れます。また、「Studio City Water Park」では、家族連れや友人同士で一日中楽しめるアクティビティが充実しており、リゾート地としての魅力をさらに高めています。
マカオといえば、「ザ・ベネチアン・マカオ(The Venetian Macao)」も見逃せないスポット。ベネチアを再現した美しいインテリアを誇り、館内を流れる運河ではゴンドラに乗りながらショッピングを楽しめます。2024年には高級ブランドの新店舗がオープンし、ショッピングエリアがさらに充実。カジノやレストラン、ライブエンターテインメント会場としても、訪れる人に幅広い楽しみを提供しています。
これらの施設だけでなく、マカオ全体で新しいエンターテインメント体験を提供する取り組みが進んでいます。
マカオ政府が推進する「文化+観光プロジェクト」では、アートや音楽イベントが数多く開催され、街中でアートインスタレーションやライブパフォーマンスを楽しめるようになりました。マカオは現在、文化とエンターテインメントが融合した新しい観光地として、さらなる進化を遂げています。
アートとカルチャーが融合するマカオの魅力
マカオは、美食やエンターテインメントだけでなく、アートとカルチャーが融合した特別な魅力を持っています。
その象徴ともいえるのが毎年開催される「マカオ・アート・フェスティバル」。この総合芸術祭では、音楽、ダンス、演劇、アート展覧会、マルチメディアアートなど、多彩なプログラムが楽しめます。
会場にはマカオ文化センターをはじめ、世界遺産の劇場や美術館、さらにはストリートが活用され、街全体がアートで彩られます。2024年2月に開催された、このアートフェスでは、アジア文化をテーマにした特別展示や国際的アーティストの新作パフォーマンスが注目を集めました。
マカオのアートスポット巡りに欠かせないのが「マカオ美術館(Macao Museum of Art)」。1999年に開館したこの施設は、16,000点以上の作品を所蔵するマカオ最大のアート展示施設。名品の展示とともに、企画展では現代アートの最前線が紹介され、国際的なコラボレーションも活発です。
インタラクティブで現代的なアート体験を求めるなら、ウィン・パレスで開催される「イルミナリウム(Illuminarium)」がおすすめ。音響と映像技術を駆使し、宇宙旅行やアフリカのサバンナを再現した没入型の展示で、訪れた人を非日常体験へ誘います。
また、ストリートアートを楽しむなら「プラサ・デ・ポンテ・イ・ホルタ」が外せません。2018年のOutloud Street Art Festivalをきっかけに注目を集めたこのエリアは、壁に描かれた国際的アーティストVhilsの大型作品や地元アーティストによる鮮やかなグラフィティが魅力です。
マカオは、街歩きをしながら手軽にアートを楽しめるスポットと言えるでしょう。
歴史とモダンが交差するマカオのラグジュアリーステイ
マカオは、中国とポルトガルの文化が融合した独特の歴史的背景を持つ都市です。
この魅力は、ユネスコ世界遺産に登録されている歴史地区や街並みだけでなく、最先端のラグジュアリーホテルにも色濃く反映されています。街を歩けば、ポルトガル植民地時代の建築と中国の伝統的デザインが調和した風景が広がり、石畳の通りやカトリック教会、中華風の神殿など、多様な文化を体感できます。
「歴史とモダンの交差点」とも言えるマカオの魅力は、訪れる人々を惹きつけてやみません。その魅力を宿泊体験でも堪能したいなら「アンダーズ マカオ」が最適です。
コタイ地区に位置するこのラグジュアリーホテルは、現代的なデザインとマカオの文化が巧みに融合。客室にはアート性の高いインテリアが施され、地元の食材を活かした洗練された料理が楽しめます。滞在中は、マカオの活気ある文化とモダンな贅沢を一度に体験できるのが魅力です。
「ザ・カール・ラガーフェルド」は、マカオのグランドリスボアパレス内に位置する、世界で唯一故カール・ラガーフェルド氏が全体のデザインを手がけたホテルです。
昨年2023年にオープンしたこのホテルは、彼の美学が随所に感じられる洗練されたモノクロームの色調と独自の家具デザインで統一。ロビーにある約4,000冊の書籍が並ぶ「ザ・ブック・ラウンジ」は、パリの彼のスタジオにインスパイアされた空間で、訪れる人々を魅了しています。
マカオのラグジュアリーステイでは、歴史と現代の魅力が見事に融合した極上の体験を味わえます。マカオを訪れる際は、アンダーズやザ・カール・ラガーフェルドなどの特別な空間で、贅沢なひとときをぜひお楽しみください。
Casumba Media Ltd.
2024.12.27(金)