内田社長は「自分はあと5店立ち食いそば屋を出して、ハワイのワイキキにも店を出したい。そうしたらロックバンドの活動にも弾みがつく」とたたみかけるように30分間以上も話をしてくれた。

4日連続で実食した結果...

 それでは最後に伝説の漢の余韻が残るオープン日から4日連続で食べた天ぷらのメニューを紹介しよう。

「カリカリポテトそば」はポテトがふわっとした触感で、つゆにつけるとまた食感が変わって面白い。これも他ではみないオリジナルメニューだ。

「かき揚げそば」は一番人気だとか。油切れのよいかき揚げはサクッと揚がっていて秀逸である。「春菊天そば」はカリっとしたナイスな春菊天がのる。

「ゲソ天そば」はげそがゴロゴロ入った天ぷらがのる人気メニュー。「ながも天そば」はまさに佐渡島の味だ。つゆになじむと、とろみが出てくる。食物繊維が多そうだ。その天ぷらの実によい出来具合である。ご馳走様でした。

 内田社長はすごい熱気の漢だった。しかも立ち食いそばオタクの匂いもある。親近感が増すばかりである。さとりん店長も他スタッフも奮闘中だ。戸越銀座商店街は土日になれば飲み歩き企画が常時行われている。週末にまたぷらっと立ち寄ってみたいすてきな店だ。次は「ハムキャベ天そば」でも食べることにしよう。

2024.12.06(金)
文=坂崎仁紀