どう選ぶ? デリケートゾーンのレスキューアイテム
●かゆみ
かゆみを鎮める成分や、かゆみの発生を抑える成分を配合。クリームやジェルなど使用感は好みで選んで。塗るとヒリヒリする場合は使用を中止し、婦人科へ。
●できもの
デリケートゾーンのできもので多いのが毛嚢炎。毛嚢炎には、抗生物質が配合された薬を選んで。いずれもデリケートゾーンに特化したものではないので、膣内など粘膜部分への塗布は厳禁。
●膣カンジダ
白色で酒粕状やヨーグルト状のおりものが出るときは、膣カンジダ専用の製品を。ただし、過去に膣カンジダの診断を受けたことがない人は婦人科へ。
●乾燥
下着の擦れによる摩擦、加齢に伴う女性ホルモンの減少でも外陰部や膣は乾燥しやすい状態に。乾燥による不快感やかゆみには、肌を乾燥から守る天然成分が配合されたデリケートゾーン専用ジェルで保湿をして、潤いと柔軟性をキープ。VIO脱毛後のアフターケアにもおすすめ。
●お話を聞いたのは……
産婦人科医 清水なほみ先生
ポートサイド女性総合クリニック ビバリータ 院長。広島大学医学部医学科卒業。日本専門医機構専門医、日本不妊カウンセリング学会認定カウンセラー。最先端の性差医療や脳科学を学び、「すべての女性に美と健康を!」をコンセプトに現場診療にあたる。近著に『まじめな人ほど報われない!?』(Clover出版)など。
Column
私たちの体を守りケアする
フェム・ヘルス研究室
女性の心身の仕組みを理解して、快適に暮らすめための連載。「フェムテック」アイテムの紹介をはじめ、PMS、月経、更年期などの女性のしんどさを和らげて、生活の質を上げる方法を考えます。
2024.12.23(月)
文=今富夕起
イラスト=竹井晴日