あとはやっぱり、アウトドアに行きやすいですね。キャンプ場がたくさんあるからキャンプを楽しめる。

中古で150万の宅配バンを購入し、車中泊仕様にDIY

――北海道移住後は、中古で宅配バンを購入したそうですね。

あかり そうです。北海道に移住したあと、日本一周中に乗っていた軽自動車の「カリー号」が、車検で2か月くらい帰ってこないことがあったんです。そのときに、「古い車だから、次の車も買ったほうがいいかな」と考えて。

けんじ あと、その時期にキャンピングカーを借りて車中泊旅に出かけたんです。そしたら「やっぱり広い車はめちゃくちゃいいやん」となって。2023年3月に宅配バンを買いました。

あかり 大きいカリー号という意味を込めて、「デッカリー号」と名づけました(笑)。

 

――なぜ宅配バンにしたのですか?

けんじ 見た目がすごく好きだったんです(笑)。誰も乗っていない珍しい車というのも、いいなと思いました。

 それに、車内で立ったりできるくらい大きくて、かつ快適に過ごせそうなので。キャンピングカー仕様にDIYしたら、今まで以上に車中泊を楽しめるかなと思って。

あかり 実は、日本一周しているときから欲しかった車なんですよ。「次に買うならこの車だ」とずっと言っていたんです。

――ちなみに、購入費用は?

けんじ 車自体は約150万円で、車検とか諸々を入れたら200万円くらいしました。

「軽自動車とは快適性が全然違う」DIYした宅配バンの“乗り心地”は?

――車内をDIYしたそうですが、その費用はどれくらい?

あかり 実は、DIY費用はほとんどかかってないんです。北海道で偶然お会いした視聴者の方が大工さんで、いらない資材とかをたくさんくださって。車内のベッドとかフローリングの資材も、その方がカットしてくれたんです。

けんじ DIYしたと言いつつ、ほぼ自分たちでは作ってません。

――どのような経緯で、視聴者が資材を?

あかり 宅配バンでキャンプに行って、その帰り道に声をかけられたんです。「僕は大工で、今仕事中なんです」って。

2024.09.04(水)
文=「文春オンライン」編集部