暑い夏が過ぎ、心地いい季節。旅をしたい気持ちが高まってきました。
紅葉や秋祭り、収穫のよろこびなど、日本にはたくさんの美しい秋の絶景・風物詩があります。そんな日本ならではの魅力を感じるとっておきのスポットをご紹介。
「いつか」ではなく、今度の旅行の参考に。私たちを待っている秋ならではの豊かな景色をお楽しみください!
今回は、北海道・東北エリアの絶景&風物詩をまとめてご紹介します。
※記載されている「見ごろ」は例年のものです。気候等により変動する場合がございます。
※施設の休業、イベントの中止・延期の可能性がございます。事前にご確認ください。
◆北海道
定山渓温泉
「定山渓温泉」は、札幌市街の南西にあり、札幌から車で1時間弱で行けるアクセス良好な山峡の温泉街。札幌の豊平川上流にある。
慶応2年(1866)年に、修行僧の美泉定山が湯治場を拓いたのが始まりといわれている、150年以上の歴史を誇る街で、近年はおしゃれなカフェが続々と誕生し、観光客だけでなく地元の人々からも注目を集めている。
温泉街周辺には豊かな自然が広がっており、四季折々の景色が楽しめる景勝地としても有名。10月中旬ごろには、赤や黄色に染まる渓谷美を堪能できる。
紅葉は、温泉街や散策路、露天風呂などさまざまな場所から望めるが、特に豊平川に架かる真っ赤な「二見吊橋」が絶好のフォトスポットだ。
見ごろの時期:10月ごろ。特に10月中旬ごろがピーク。
定山渓温泉(じょうざんけいおんせん)
所在地 北海道札幌市南区定山渓温泉東3丁目
https://jozankei.jp/
◆青森県
城ヶ倉大橋の紅葉
「城ヶ倉大橋」は、「十和田八幡平国立公園」内にある全長360メートル、アーチ支間長255メートルの上路式アーチ橋。「城ヶ倉渓流」に架かる橋で、上路式アーチ橋として日本最大級の長さを誇る。高さは122メートル。
橋上からの眺めは素晴らしく、渓谷美と八甲田連峰のパノラマが広がり、岩木山、青森市街まで見渡すことができ、眼下には手つかずの自然が生い茂る城ヶ倉渓流が。
紅葉の時期には、山々が赤や黄色に色づき、美しい大パノラマが360度楽しめる。駐車場やトイレも整備されているため、車を降りてゆっくり眺めを楽しむことができる。
見ごろの時期:10月中旬
城ヶ倉大橋の紅葉(じょうがくらおおはしのこうよう)
所在地 青森県青森市
◆岩手県
毛越寺
「毛越寺」は、慈覚大師円仁が開山した古刹。度重なる災禍によりほとんどの建物が焼失してしまったが、「大泉が池」を中心とする浄土庭園や平安時代の伽羅遺構が保存されており、これらは国の特別史跡と特別名勝の二重指定を受けている。
浄土庭園は紅葉の名所として有名で、見ごろの時期になるとモミジなどの木々が赤、オレンジ、黄色の鮮烈な色合いに染まる。また、大泉が池の水面に映る紅葉は特に美しいと評判だ。
11月1日~3日には「秋の藤原まつり」が開催され、紅葉のもとで国重要無形民俗文化財の「延年の舞」や「藤原四代公報恩法要」をはじめ、「鹿踊り」「神楽」などの郷土芸能も披露される。
見ごろは、秋だけではない。「あやめ園」では、毎年6月中旬~7月上旬に「あやめまつり」が開催され、紫、白、黄色のあやめが咲き誇る。
見ごろの時期:10月下旬~11月中旬
毛越寺(もうつうじ)
所在地 岩手県西磐井郡平泉町平泉字大沢58
https://www.motsuji.or.jp/index.html
2024.09.21(土)
文=CREA編集部