暑い夏もようやく終わり、心地いい季節。旅をしたい気持ちが高まってきました。

 紅葉や秋祭り、収穫のよろこびなど、日本にはたくさんの美しい秋の絶景・風物詩があります。そんな日本ならではの魅力を感じるとっておきのスポットをご紹介。

 「いつか」の旅行の参考に。眺めても美しい、秋ならではの豊かな景色をお楽しみください!

» #01 橋杭岩ライトアップ
» #02 とがの木茶屋
» #03 奇絶峡
» #04 丹生神社の笑い祭
» #05 鷲ヶ峰コスモスパーク
» #06 生石高原
» #07 丹生酒殿神社の大銀杏
» #08 福定の大銀杏
» #09 高野龍神スカイライン
» #10 丹生都比売神社

» 日本の隠れ絶景・風物詩リスト


◆橋杭岩ライトアップ

 「橋杭岩」は、「吉野熊野国立公園」内の海岸に立ち並ぶ奇岩郡。海に浮かぶ大小40あまりの岩々が橋杭のように見えることから、この名がついたとされています。

 その昔、弘法大師と天邪鬼が、串本から沖合いの島まで、一晩のうちにどちらが早く橋を架けられるか賭けをした。ところが、大師が天邪鬼に騙され途中で作業をやめてしまったため、橋杭だけが残った、という伝説がある神秘的な景勝地です。

 朝焼けに染まる風景や、潮の満ち引きによって変化する表情など、さまざまな景色が見られることから写真撮影スポットとしても人気。年に1回行われるライトアップの期間は、多彩なライティングで暗闇に浮かび上がる幻想的な光景が楽しめます。

開催日時:2024年11月1日(金)~3日(日)17:30~20:30

橋杭岩ライトアップ(はしぐいいわライトアップ)

開催地 和歌山県東牟婁郡串本町鬮野川
https://www.town.kushimoto.wakayama.jp/kanko/event/hasikuiright.html

◆とがの木茶屋

 世界遺産の参詣道・熊野古道の道中にある、かやぶき屋根が印象的な「とがの木茶屋」。熊野古道中辺路の「継桜王子」のすぐそばにある休憩所で、この参詣道内では数少ない紅葉が楽しめるスポット。

 紅葉に彩られた茶屋の景色は、まるで昔にタイムスリップしたかのよう。散策の途中に風景を楽しみながら休憩すれば、疲れが一気に吹き飛びそうです。

見ごろの時期:11月中旬~12月上旬

とがの木茶屋(とがのきちゃや)

所在地 和歌山県田辺市中辺路町野中393
https://www.kumano-kodo.jp/spot/spot-667/

2024.10.06(日)
文=CREA編集部