◆宮越家 離れ・庭園

 中泊町尾別にある旧家・宮越家の9代目当主・正治が、夫人・イハのために大正9(1920)年に造らせた離れ「詩夢庵」と、枯山水と池泉庭園を融合した「静川園」が期間限定で公開される。

 建造物や庭園は大正ロマンたっぷりで、なかでも詩夢庵は、贅を尽くした建材や建具、調度品がすばらしく、特にステンドグラスのパイオニア作家・小川三知による窓ガラスの装飾は、彼の最高傑作と評されている。

 また、静川園は奥津軽屈指の名庭園といわれ、大正時代の庭園としては県内最大クラスを誇る。四季折々の景観は美しく、秋には庭園の木々が紅葉し、黄金色に彩られる。

 2024年度・秋の「宮越家一般公開」は、 9月17日(火)~予約が開始される。

公開期間:2024年10月4日(金)~11月10日(日) ※秋の一般公開。月曜休館(月曜が祝日の場合は火曜休館日)。チケット事前購入のうえ、シャトルバスでのみ来場可。

宮越家 離れ・庭園(みやこしけはなれていえん)

所在地 青森県北津軽郡中泊町尾別玉の井
https://nakadomari-ctea.jp/archives/1501

◆道の駅なんごう「カッコーの森エコーランド」の紅葉

 「カッコーの森エコーランド」は、八戸市南郷地域の観光拠点「道の駅なんごう」に隣接するスポーツレクリエーション施設。各種スポーツ施設やイベント会場などが整備され、市内外の多くの人が利用している。

 敷地内には約280本のモミジが植えられており、紅葉の時期には赤や黄色の鮮やかな色に染め上げられる。茶室「谿松庵(けいしょうあん)」からこの美しい光景を眺められ、八戸屈指の紅葉の名所として知られている。

 また、10月下旬の夜間には紅葉がライトアップされる。赤、青、黄色などの光に照らされたモミジが暗闇に浮かび上がり、辺りは幻想的な雰囲気に。

「道の駅なんごう」は、地場産品の新鮮な青果が並ぶ。そばの郷としても知られ、特産品の南郷干しそばは、人気の商品。そば打ち体験は、要予約。

見ごろの時期:10月下旬

道の駅なんごう「カッコーの森エコーランド」の紅葉(みちのえきなんごうカッコーのもりエコーランドのこうよう)

所在地 青森県八戸市南郷

2024.09.21(土)
文=CREA編集部