この記事の連載
- 木南晴夏「ビリオン×スクール」前篇
- 木南晴夏「ビリオン×スクール」後篇
2024年の民放ドラマレギュラー出演はすでに3本と、パワフルに活躍する俳優の木南晴夏さん。
現在出演中のフジテレビ系ドラマ「ビリオン×スクール」では、主演の山田涼介さんと息の合ったタッグを見せ、放送後にはその軽妙なやり取りが話題になるなど、注目を集めている。
CREA WEBのインタビューが行われた8月某日、撮影は折り返し地点を過ぎていたが、木南さんは疲れも見せず、作品に取り組む熱量の高さをそのまま伝えてくれた。インタビューの前篇では、ドラマの雰囲気同様、非常に明るいムードだという現場の蔵出しエピソードのほか、木南さんや山田さんが受けているMEGUMさんの美容講座のことまで、多岐にわたり語っていただいた。
》後篇 「子どものノリツッコミに癒される毎日です」仕事も家族も全力投球。俳優・木南晴夏を動かす“癒しの種”を読む
アドリブに笑わないように気合いを入れて臨んでます(笑)
――出演中のドラマ「ビリオン×スクール」は、テンポのよい会話劇や職員室のシーンなどが毎週話題になっています。撮影も和気あいあいという感じなんでしょうか?
演出の瑠東(東一郎)さんはじめ、皆さんが明るい空気を作ってくださるので、ドラマさながらの楽しい雰囲気で、暑さに負けず、みんなで頑張って撮影しています。
瑠東監督がアドリブ好きなので、リハーサルで生まれたことを「あれ、生かしましょう!」となることが多いのが、この現場の面白いところです。職員室のシーンに関しては…ご存じの通り、教師役は個性派揃いなので(笑)。特に永野(宗典)さんですね。
すべてのカットでアドリブが出てくるぐらい。何が飛び出してくるかわからないという緊張感もありますけど。
――緊張感さえも楽しんでいらっしゃる感じですか?
楽しみなんですけど、私の演じる芹沢一花というキャラクター的に、笑っちゃいけないというのがあって。
あのアドリブをどう耐えられるか、みたいな闘いです。でも…2話で山田くんと笑っちゃったところが使われてしまって(苦笑)。1話で山田くんが笑ったシーンも使われていたから、「あれ、もしかしたら使われるのかも…」という嫌な予感はしていたんですけど、まんまと的中しちゃいました。
3話以降は意地でも笑わないようにしようと思って、その気合いが入りすぎているかも。本心では素直に楽しみたいんだけど、「絶対笑ってたまるもんか」という勝負になっています。
――しかし、そこがすごく話題になってましたよね。
いやあ、悔しいです!
2024.08.16(金)
文=赤山恭子
撮影=細田 忠
スタイリスト=中井綾子(crêpe)
ヘアメイク=井手真紗子