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子どもたちにも楽しめる価格設定

――千佳さんがパフェ作りで心がけていることは何ですか?

千佳さん パフェグラスにスプーンをザクッと縦に入れ、底から掘り上げて食べてほしいと思っていて、層の構成には気を配っています。あとは、子どもたちにも食べてほしいから、値段が高くならないように、というのも大事ですね。

 これからの季節は、無農薬のレモンを使った「パフェ レモンシュ」やマンゴーたっぷりの豪快なパフェ「マンゴープリンパフェ」などがお目見えの予定。現在13種あるパフェは今後も増えていく予定だそうです。

作る側も楽しんでいるのが伝わるグッズたち

 コーヒーを淹れる隆志さん、そして豆の物販の近くにあるのが大充実のグッズコーナー。今でこそグッズを作っているカフェは多いですが、この点においても先駆けだったのではないでしょうか。特にTシャツは、開店当時から、折に触れ作り続けているコレクターズアイテム(本では、ほぼ網羅!)。

隆志さん 僕がグッズ好きだったことから、Tシャツはカフェを始めると同時に「おみやげにもなるし」と作り始めました。それ以来、出してない年はないんじゃないかな? 最初は自分で、プリントゴッコで作ってました(笑)。

――コーヒーといえば、マグカップもコレクターがいそうですね。

隆志さん マグカップも長いこと作っています。コーヒーをおいしく飲むのにちょうどいいサイズなんですよ。おみやげになるよう、鎌倉やカフェ、コーヒーにまつわるデザインにしています。

2024.06.25(火)
文=赤澤かおり
写真=榎本麻美