この記事の連載

 のっけることで生まれる、新たなおいしさ。フードライターの白央篤司さん、ごはん同盟のしらいのりこさんが「のっけて、食べる」楽しさを、毎日交互にレシピ付きで綴っていきます。

 きょうの当番は、白央さん。

※本記事は、再公開したものです(初出:2022年7月31日)

» きのうのレシピ「パプリカチキンのっけごはん」


vol.17 甘酢野菜のっけチーズトースト

甘酢野菜のっけチーズトースト。
甘酢野菜のっけチーズトースト。

  料理に関するお悩みというと、「野菜が使い切れない」という人、多いですね。私はトマトや玉ねぎ、パプリカ、ピーマンなどが半端に残ったとき、適当にざくざく切って甘酢に漬けておきます。

 いわばピクルスなんですが、手作りだと酸味や甘みを自分好みに調整できるのがいい。

 またスーパーのお酢の棚に、すぐに使える甘酢や調味酢も売られています。私はミツカンの「カンタン酢」などをよく使っていますよ。寿司酢も甘酢として使用できます。

 写真左は玉ねぎをみじん切りにしたもので、右はざく切りにしたトマトの甘酢漬け。玉ねぎみじん切り×甘酢は、フライなどいろんなものにかけて楽しんでいます。

■材料(1人分)

・食パン:1枚
・とろけるチーズ:1枚
・甘酢漬け野菜(この日はみじん切り玉ねぎ、ざく切りトマト):適量
・バジル:お好みで

■作り方

(1) チーズを食パンにのせて好みの加減に焼く。

(2) (1)に甘酢漬野菜とお好みでバジルをのせる。

 甘酢ととろけるチーズ、不思議に合うんです。チーズがあることでパンが湿らず、食感が保たれる効果も。口の中がさっぱりして、いい軽食になりますよ。

おいしいもののっけ隊(隊員2名)

白央篤司(はくおう あつし)

「暮らしと食」がテーマのフードライター。日本各地のローカルフードに詳しい。著書に『自炊力』(光文社新書)など。オレンジページやメトロミニッツなどでコラム連載中。
https://www.instagram.com/hakuo416/


しらいのりこ

お米料理研究家。米農家出身の夫、シライジュンイチと共にごはん好きの炊飯系フードユニット「ごはん同盟」として、美味しいご飯の炊き方やお米の料理、ごはんに合うおかずなどのレシピ考案を行う。
https://linktr.ee/shirainoriko

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Column

のっけて、食べる

のっけることで生まれる、新たなおいしさ。フードライターの白央篤司さん、ごはん同盟のしらいのりこさんが「のっけて、食べる」楽しさを、毎日交互にレシピ付きで綴っていきます。

2024.07.31(水)
文・撮影=白央篤司
イラスト=二村大輔