柳田 選手はいつか引退が来ます。でも選手人生を終えたとしても、何かバレーボールには関わっていたいですね。たとえば、リーグ改革とか、クラブ経営とか、まだ分からないですけど、そういうものにも興味があって、いろんな記事を読んだり、もちろん自分でも勉強しています。最近、なぜか『孫子の兵法』を読み始めて――経営者の人たちが読んでいるというのを聞いて、これも何か将来に役立つんじゃないかと(笑)。

 そんなに集中して読めないので、『孫子の兵法』もまだ途中なんですが、『八秒で跳べ』の続きが、坪田さんと話していてさらに気になりました。きょう帰ったら、それをまず優先して読みます!

坪田 ありがとうございます。

(2024年3月21日)

柳田将洋(やなぎだ・まさひろ)
1992年、東京生まれ。東洋高校2年時に主将として春高バレー優勝。慶應義塾大学在学時に全日本メンバーに登録。15年、サントリーサンバーズ入団、17年、プロ選手としてドイツ移籍。18年から20年まで男子日本代表主将を務める。23年、杭州アジア大会でもB代表主将として銅メダル、東京グレートベアーズに入団。

坪田侑也(つぼた・ゆうや)
2002年、東京生まれ。2018年、15歳の時に書いた『探偵はぼっちじゃない』で、第21回ボイルドエッグズ新人賞を当時史上最年少で受賞、翌年KADOKAWAより出版された。中学、高校時代はバレー部に所属。24年、高校のバレー部を舞台にした青春部活小説『八秒で跳べ』を上梓。現在、慶應義塾大学医学部に通う。

写真=榎本麻美
ヘアメイク=k.e.y小池康友
協力=東京グレートベアーズ

八秒で跳べ

定価 1,870円(税込)
文藝春秋
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2024.04.26(金)
写真=榎本麻美
ヘアメイク=k.e.y小池康友
協力=東京グレートベアーズ