台湾のアミ族の民語で「生きる場所」の意
現在、ブランドのクラフトを担当するのは「アミ族」出身の若者であるNacuさん。子どもの頃に習ったという伝統の編み細工を製品にひとつひとつ丁寧に施しています。
また、これだけ世界的に注目を浴びるブランドとなった今も、輪傘草など製品に使う植物は、流通量が少ないため、台湾・花蓮のアトリエの近くで、自分たちで育てているのだとか。台北のショップでは、「薯榔」など台湾に自生する植物を使った植物染めのワークショップも開催しています。
“Kamaro”とは、台湾のアミ族の民語で「生きる場所」を意味する言葉。伝統の技術を生かしながら一切の無駄を削ぎ落とし、伝統工芸とモダンな感性を融合して生まれたデザインは、洗練されているのにどこか懐かしいような心地よさを感じさせます。
ポップアップは4月7日(日)まで。30日・31日は実際に創業者であるデザイナーとクラフト担当のNacuさんらが在廊します。Kamaro’anが表現する台湾の伝統的な空気を味わいに、足を運んでみてはいかが?
Kamaro’an[カマロアン]
Instagram:@kamaroan.studio
https://www.instagram.com/kamaroan.studio/
【開催日時】
2024年3月30日(土)~4月7日(日)12:00-19:00
※水曜日、木曜日定休
【場所】
N id[ニド]
所在地 東京都渋谷区神南1-3-2
電話番号 03-5784-5448
https://nid-tokyo.com/
2024.03.30(土)
文=CREA編集部
写真=堀口拓也