熱炒店のマニュアル

 最後に、熱炒店を利用する際のアドバイスを。

①料理の注文方法

 注文はオーダーを取ってくれる店もありますが、大抵は自分でメニュー表に注文数を書き、店員に渡します。算用数字でもいいですし、正の字を使って書いても構いません。

②お酒の購入方法

 お酒は自分で冷蔵庫に取りに行ってOKです。好きなものを取ってきて飲んでください(ただし、飲み終わったあとの瓶は会計時に必要なので、席の近くに置いておきましょう)。

 ちなみに、ハイボールなどの割りもの系のお酒はほとんどありません。もしハイボールを飲みたい場合は、ウィスキーボトルや炭酸水、氷などを持ち込んで飲むことも可能です(ただし、持ち込み料は別途必要)。

③グラスについて

 台湾で一般的に使われているグラスのサイズは、小ぶりのビールグラスのみ。大きいサイズのグラスで飲みたい場合は、使い捨てカップなどを買って持って行ったほうがよいでしょう。

④食べきれなかった場合

 食べきれなかった料理やお酒は持ち帰ってOKです。

⑤生け簀の魚介類を頼む場合

 入り口近くなどに生け簀があるお店の場合、生け簀の中の魚介類を選び、調理方法を指定して料理を作ってもらうことができますが、これは上級者向けのシステム。料金は素材の重さをベースに、プラス調理費用がかかるのが一般的。物によっては1,000元を超えることもあるので、値段確認は慎重に。勢いで注文するのは危険です。

⑥営業時間

 夜中まで営業しているお店が多いので、遅い時間に食事をする場合にもおすすめです。ただし、遅い時間のほうが混んでいることも多いので、予約可能な店は事前に予約をしておきましょう。

矢作 晃之(やはぎ てるゆき)

埼玉県出身。最近は会う方から「日本語上手ですね」と言われますが100%日本人です。日本での台湾関連旅行会社勤務を経て中国語の勉強の為に30代で中国語レベルゼロからの留学を決意。その後、初めてコーディネーターという仕事に巡り合い、台湾で会社を立ち上げ、おかげさまで10年を超えました。現在はTVロケや雑誌取材のコーディネーターとして日々たくさんの方に新しい台湾を一生懸命探しながら紹介いたしております。CREA WEB読者の皆さんに喜ばれる、使える、役に立つ情報を発信させていただこうと思っておりますので、どうぞ宜しくお願いいたします!!

Column

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2024.04.01(月)
文・撮影=矢作晃之