◆湘鼎坊
落ち着いた雰囲気の大人熱炒店
某酒場巡り番組でも取り上げられた、由緒正しい歴史を持つ老舗熱炒店。元総統のお抱えシェフが開いた店ということからも、そのすごさが伝わってきます。
現在の場所でお店を開いてから、すでに20年以上。マンションの入り口脇にポツンとあって目立たないのですが、レトロな外観はシェフの熟練した腕前を思わせ、おいしさへの期待が高まります。
![一見入りにくそうな外観ですが、レトロ感満載でグッときます。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/e/5/1280wm/img_e534d435173368b2366e4394ce5cc9c3701527.jpg)
中華料理店のような回転テーブルが載った、大きな円卓が並ぶ店内。真っ赤な椅子や木製の丸椅子にも味があり、時代が感じられます。
![メニューの価格は、90~200元と格安。チャーハンや焼きそばは激安の90元なので、〆の一品としてぜひ。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/8/3/1280wm/img_833c318d2d651b6654280363d2abd6f6538564.jpg)
料理のベースは湖南料理と四川料理のミックス。痺れるような辛さと酸味のマリアージュを安心価格で堪能できます。
ビールなど、お酒のつまみにピッタリな椒鹽四季豆(インゲンの塩コショウ炒め)は、インゲンのシャキシャキとした食感に絶妙な塩味とピリ辛感。お酒がわかる人が作る料理だからこその味わいだと納得させられます。
![椒鹽四季豆130元。すべてのメニューが基本的に2~3人前ほどのボリュームです。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/d/b/1280wm/img_db170db98ffdadc9fd7aafcacf8f9d4d520080.jpg)
台湾のお酒はビールが一般的ですが、台湾らしいお酒としては紹興酒などもあります。
お酒の強い方は、台湾版テキーラ・高粱酒にも挑戦してみてください。台湾人はストレートで飲む人が多いですが、やはり強いのでロックや水割り、炭酸割りなどで飲むのがおすすめです。
![この高粱酒はアルコール度数58度。ストレートで飲めば喉が熱くなるほどの強さですが、台湾ではショットグラスで一気が主流。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/8/7/1280wm/img_87142ba54abdc5a409e08b9dc73d9d3a750722.jpg)
湘鼎坊
所在地 台北市大安區基隆路二段184巷1號
電話番号 02-2737-3081
営業時間 11:30~14:00、17:00~21:00
アクセス MRT六張犁駅より徒歩約5分
2024.04.01(月)
文・撮影=矢作晃之