市販の納豆は1パックあたり6g程度のタレがついているが、そのすべてをかけるのではなく、よく混ぜた上で“半量だけかける”意識をもちたい。できれば前述したようなトッピングのみでタレは限りなくゼロにできるといい。

加熱する際も要注意

 また血液サラサラのナットウキナーゼは、納豆中では40~50度くらいで安定しやすく、70度以上で加熱すると成分が失活してしまう。

「ですから納豆チャーハンや納豆スパゲッテイなどの料理に使う際、火にかけた状態で納豆を入れてしまうとナットウキナーゼの良さが引き出せないので注意してください。また、普通にごはんにかける時にも、冷蔵庫から出して20分くらい常温に置いたほうがナットウキナーゼが活性化するでしょう」(望月氏)

 納豆は食の専門家なら誰もが健康美容メリットを挙げるほど、最強の老けない一品だ。

老けない最強食

定価 1,375円(税込)
文藝春秋
» この書籍を購入する(Amazonへリンク)

2024.03.25(月)
著者=笹井恵里子