以前、御殿場のドーミーインで経験した部屋個別駐車場付きドーミーインシリーズの取材。御殿場の駐車場付きはサウナ小屋も付いたラグジュアリー感あるコンセプトルームで、2台駐められる広々したスペースだったが(写真)、一方の掛川はギリ1台のコンパクトスペース。とはいえ駐車場付き客室は大人気という。
客室へそのまま荷物を運べる安心感も高い。コンビニで缶ビールやチューハイなどたくさん仕入れてしまっても楽々運べそうだ。ドーミーインの冷蔵庫は大きいし余ったら持って帰れば良い。ドーミーインは5つのブランドで構成されているが、御殿場も掛川もドーミーインEXPRESSブランドだ。
11月 嬉野 八十八(うれしの やどや)(佐賀県嬉野市)
福岡空港から嬉野温泉へ。長崎行き高速バス九州号は天神・博多駅からのノンストップ便もあるが、福岡空港にも停車する各停便だと嬉野バスターミナルへも立ち寄りもろもろ都合がいい。レトロ感がたまらないバスセンターから約200メートルとアクセス至便な「佐賀 嬉野温泉 嬉野八十八(やどや)」は、ご当地名産“茶”をテーマにした湯宿。母屋と別邸で構成されており八十八別邸には12室のスイートルームという陣容。
八十八別邸はオールインクルーシブプランで、ウェルカムドリンク、客室内のお茶やお菓子、滞在中のレストラン・バーでの飲み物、ティーセレモニーなども含まれる。温浴スペースはスモールホテルにあるパブリックバスクラスの広さ。サウナのセルフロウリュウは茶のアロマが備えられた“茶ロウリュウ”も印象的。
ディナーは、八十八という名のとおり嬉野から88キロ圏内の食材が用いられている炭火焼き屋「炭火 吉村」へ。こうした宿でカウンターの鉄板焼きはよくあるが、カウンター越しの“本気の炭火焼き”は直球勝負の臨場感がすごい。
2024.02.05(月)
文=瀧澤信秋