この記事の連載

 のっけることで生まれる、新たなおいしさ。フードライターの白央篤司さん、ごはん同盟のしらいのりこさんが「のっけて、食べる」楽しさを、毎日交互にレシピ付きで綴っていきます。

 きょうの当番は、しらいさん。

※本記事は、再公開したものです(初出:2023年2月1日)

» きのうのレシピ「牡蠣とちぢみほうれん草のペペロントースト」


vol.202 ゆで卵入り八宝菜のっけ丼

ゆで卵入り八宝菜のっけ丼。
ゆで卵入り八宝菜のっけ丼。

 友人が「中華丼にはうずらの卵がマスト」というこだわりのお話を聞いて、ふむふむ、確かにおいしいけど、うずらの卵をわざわざ用意するのもなあと思い、今日は思い切ってゆで卵を入れてみました。

 見た目はちょっとおかしな感じですが、すごくいいです。この場合のゆで卵は熱湯でしっかり10分以上茹でた、固ゆで卵で。でも、ビジュアル重視ならやはりうずらがいいですね……。

■材料(1人分)

・豚コマ切れ肉:50g
・白菜:100g
・にんじん:1/8本
・玉ねぎ:1/8個
・しいたけ:1枚
・かまぼこ:4枚
・きくらげ(水で戻したもの):3~4枚
・生姜みじん切り:1片
・米油:小さじ1
・水:1カップ
・鶏ガラスープの素:小さじ1
・塩、こしょう、片栗粉:適量
・水溶き片栗粉 ※片栗粉小さじ1を水大さじ1でといたもの
・固ゆで卵:1個
・紅生姜:お好みで
・ごはん:適量

■作り方

(1) 豚肉には塩少々をもみ、片栗粉をまぶす。白菜はそぎ切り、にんじんは薄切り、玉ねぎはくし切り、しいたけは軸をはずして薄切りにする。

(2) フライパンに米油小さじ1と生姜を入れて中火で熱し、香りがたったら豚肉を入れてほぐしながら炒める。続けて他の材料を加えてさっと混ぜ、水1カップ、鶏ガラスープの素を入れる。沸騰したら塩、こしょうで味を調え、水溶き片栗粉(片栗粉小さじ1を水大さじ1でといたもの)を流し入れ、とろみをつける。

(3) 器にごはんを盛り、(2)と固ゆで卵をのっけ、お好みで紅生姜をのせる。

 今回は色々材料があったので入れましたが、私のこだわりとしては中華丼には良い出汁がでるので練り物を入れたいです。かまぼこ以外ではカニカマでも、ちくわでも。

 白央さんて牡蠣を非常にカジュアルに使いますよね。豚コマくらいのレベルで。なんか格好いい。

おいしいもののっけ隊(隊員2名)

白央篤司(はくおう あつし)

「暮らしと食」がテーマのフードライター。日本各地のローカルフードに詳しい。著書に『自炊力』(光文社新書)など。オレンジページやメトロミニッツなどでコラム連載中。
https://www.instagram.com/hakuo416/


しらいのりこ

お米料理研究家。米農家出身の夫、シライジュンイチと共にごはん好きの炊飯系フードユニット「ごはん同盟」として、美味しいご飯の炊き方やお米の料理、ごはんに合うおかずなどのレシピ考案を行う。
https://linktr.ee/shirainoriko

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Column

のっけて、食べる

のっけることで生まれる、新たなおいしさ。フードライターの白央篤司さん、ごはん同盟のしらいのりこさんが「のっけて、食べる」楽しさを、毎日交互にレシピ付きで綴っていきます。

2024.02.01(木)
文・撮影=しらいのりこ
イラスト=二村大輔