冷たく乾いた木枯らしが吹き、日本に冬がやってきました。自然の美しさと厳しさをひときわ感じる季節です。
凍てつく寒さが生む景色や、澄んだ空気に映えるイルミネーション……日本各地の冬ならではの絶景・風物詩を集めました。
暖かくして、今しか見られない冬景色に会いにいってみませんか? 今回は、福岡県が誇る冬の絶景・風物詩をピックアップ。日本の各地に息を呑むような素晴らしい景色が広がっています。
» #01 宮若市の雲海
» #02 皿倉山の夜景
» #03 星の文化館
» #04 福岡市 冬の屋台
» #05 浮羽稲荷神社ライトアップアート
» #06 河原谷の大つらら
» #07 門司港レトロ浪漫灯彩
» #08 福岡タワー
» #09 大濠公園ウィンターイルミネーション
» #10 糸島の牡蠣小屋
◆宮若市の雲海
「宮若市」は、福岡県内では珍しい、雲海が見られる貴重なエリア。「犬鳴山」や「西山」をはじめとする山々に囲まれた盆地にある宮若市では、気象条件が揃うと市内各所から雲海を望むことができる。
なかでも眺望スポットとして人気なのが、黒丸地区の高台にある「清水寺」。西山の中腹の標高200メートルに位置し、観賞ポイントの近くまで車で行けるということもあって、カメラマンから観光客まで多くの人が訪れる。
雲海は幻の絶景ともいわれるだけあって、出会えた日には山々が海に浮かぶ島のように見える特別な景観を味わえる。
見ごろの時期:例年10月~2月
宮若市の雲海(みやわかしのうんかい)
所在地 福岡県宮若市黒丸地区
https://www.city.miyawaka.lg.jp/kankou/kiji003447973/index.html
◆皿倉山の夜景
「日本新三大夜景都市」に認定された北九州市は夜景の宝庫。なかでも国内屈指の夜景の名所として有名なのが、市のシンボルとなっている標高622メートルの「皿倉山」だ。
山麓と山頂をつなぐケーブルカーからは、全面ガラス張りの窓越しに街のパノラマを眺められ、山頂の展望台からは街や山々を一望できる。
夜になると新三大夜景に認定された夜景が広がり、宝石箱を開けたときのように輝く星々との共演が見られるのは、空気が澄んだ冬だからこそ。ケーブルカーで登った先から、スロープカーでさらに登ると、関門海峡まで望む一大夜景を堪能できる。
皿倉山の夜景(さらくらやまのやけい)
所在地 皿倉山(福岡県北九州市八幡東区尾倉)
https://www.gururich-kitaq.com/night-view
2024.01.12(金)
文=佐藤由樹
協力=福岡県観光連盟WEB「クロスロードふくおか」