付属のポーチが10型クラスのタブレットに適したサイズというだけで、スマホのほか携帯ゲーム機にも使用できるこの製品、汎用性の高さは随一と言えます。その一方、前述の2製品と違って、ロック中は画面を見ることすらできませんので、頻繁に通知や着信があるデバイスを収納すると、ポーチの中でしきりに音が鳴っているのにその詳細すら確認できない……となりかねませんので注意が必要です。
前述の2つの製品は、スマホを収納しているのが一目瞭然で「私はスマホを我慢しています」という事実を周りの人にアピールする効果も意図した設計ですが、こちらの製品はそうした用途には向かず、1人でじっと我慢しながら使うタイプの製品と言えます。こうしたコンセプトは似ているようで大きく異なっており、そうした特性を知っておけば、より活用できるはずです。
2023.12.24(日)
文=山口真弘