ロレックスとクラシック音楽界との繋がり

「ウィーン・フィルハーモニー ウィーク イン ジャパン」をツアースポンサーとしてサポートするロレックス。企業による社会貢献活動の頂点をひた走ると言っても過言ではない同社の歴史と実績ある芸術支援活動は、「パーペチュアル アート イニシアチヴ」という取り組みのもとに音楽のみならず、建築、映画においても永続的に行われている。

 特にクラシック音楽分野においては、1976年にソプラノ歌手のデイム・キリ・テ・カナワとパートナーシップを結び、以来、現在に至るまで才能あふれるアーティストたちを支援し続けている。さらにロンドン、ミラノ、ニューヨーク、パリにある4つのオペラハウスをはじめ、ザルツブルク音楽祭、同イースター音楽祭、そしてウィーン・フィルハーモニー管弦楽団など一流の音楽・文化機関や団体、イベントの永続的なパートナーとして、その活動をバックアップしている。

卓越性の追求という共通点

 ロレックスは同社がサポートする個々のアーティストたちを“テスティモニー”と称している。「時代を牽引する芸術的価値を創造し、その軌跡を永遠に刻む役割を担う偉大なる才能に寄り添い、親愛なるパートナーとして、ともに長き道を歩み続ける」という覚悟の程が感じられる力強いワードだ。

 では、同社の多角的でダイナミックな芸術支援活動を支えている根本的な理念は一体何だろうか――。その答えは、同社が創立以来、大切に育んできた「卓越性の追求」だ。すなわち、丹念に時間をかけて技術や創造性を追求し、永続的に紡がれてゆくべき比類なき価値を生みだすことへのロレックスのあくなき情熱。それこそが、アーティストたちの「たゆみない技や芸術性の追求」という姿勢と大いに共通するところがあるからなのだ。

2023.12.18(月)
文=朝岡久美子
協力=ロレックス