マンゴーは持ち込み不可。パパイヤは条件つき

加工されていない青果のハラペーニョ、ハワイアン・チリペッパーは持ち込み不可でした

  海外から手荷物として植物を持ち込む場合、空港での入国審査の後、税関検査の前に植物検疫の検査を受ける必要があります。今回調査した15種類の持ち込み可否と、注意事項は以下の通りです。

  ハワイで呼ばれている名前 植物検疫で分類された名前 日本に
持ち込
可・不可
備考
野菜 ケール アブラナ科 水で洗い、根の部分は切り落とした
パースリン スベリヒユ 水で洗い、根の部分は切り落とした
カラムンガイ、モリンガ ワサビノキ属 水洗いをした
ビーツ ビート 不可  
ハラペーニョ トウガラシ 不可  
ハワイアン・チリペッパー トウガラシ 不可  
胡椒の実 コショウ  
パクチー、チャイニーズ・パセリ コリアンダー 水で洗い、根の部分は切り落とした
ナログリーン 買い求めた袋のまま
海草 オゴ 植物検疫の対象でなかった
果物 パイナップル パイナップル フランキーズ・ナーサリーのハニークリーム、ハワイ・パイナップル・カンパニーのパイナップル
アップルバナナ バナナ 条件付/可 熟していない触って硬いもの。緑色であっても触ってやわらかいものはだめ
ランブータン ランブータン 不可  
チコ サポジラ 不可  
パパイヤ パパイヤ 不可(条件付可) アメリカの「植物検疫証票」の貼付、「ForJapan」の表示が箱になされているもののみ可

 植物検疫の検査は、日本の農林業に被害を与えるおそれのある海外の病害虫が、日本国内に侵入することを防ぐための検査です。海外から持ち込まれる全ての植物類に対して検査を受ける必要があります。ハワイはチチュウカイミバエや、ミカンコミバエが発生している地域とされているので、ハワイからはマンゴー、ミカン類、サツマイモ、グアバ、ライチ、リュウガン、マンゴスチン、トウガラシ、(※パパイヤ)などが持ち込めない植物の代表的なものです。

パパイヤは条件付きで持ち込み可なので、購入時によく注意して

 KCCファーマーズ・マーケットでパパイヤを買いましたが、持ち込めませんでした。ハワイのパパイヤに関しては、一定の条件のもとに輸入が認められている果実だそうです。「植物検疫証票」の貼付、「For Japan」、輸出検査終了の表示が、梱包されている箱になされているものを、旅行会社などの正規のお土産業者から買い求めれば、日本に持ち込めます。

 ハワイからのバナナは、日本に持ち込む時に、青いバナナで触って硬いものでなければいけないそうです。黄色いバナナや、まだ緑のものでも触って柔らかいバナナは、ミバエが卵を産むので持ち込めないそうです。

<次のページ> 帰国時の検疫をスムーズに済ませるには

2014.01.19(日)