この記事の連載

 のっけることで生まれる、新たなおいしさ。フードライターの白央篤司さん、ごはん同盟のしらいのりこさんが「のっけて、食べる」楽しさを、毎日交互にレシピ付きで綴っていきます。

 きょうの当番は、白央さん。

※本記事は、再公開したものです(初出:2022年8月26日)

» きのうのレシピ「カニカマといんげんのエスニック卵のっけごはん」


vol.43 アジのコチュジャン風味丼

アジのコチュジャン風味丼。
アジのコチュジャン風味丼。

 脂がのったアジのお刺身、思わず買ってしまいましたが量が多くて食べきれず。こういうときは、ヅケにするが吉。でもお刺身のヅケは最近紹介したばかりですね。

 そうだ、きょうはコチュジャン風味にしましょうか。アジとの相性、いいんですよ。先日の醤油・酒・みりんトリオに少々のコチュジャンを加えて、ごま油とごまで風味と食感をプラスします。

■材料(1人分)

・アジ:100g程度
・醤油:大さじ2/3
・みりん、酒:大さじ1/2
・コチュジャン:小さじ2/3
・ごま油:小さじ1/2
・白ごま:好きなだけ
・ごはん:適量

■作り方

(1) ボウルなどに醤油、みりん、酒、コチュジャン、ごま油、白ごまを入れてよく混ぜる。

(2) アジを入れて軽く和えたらラップをし、冷蔵庫で20分から半日ほど置く。

(3)ごはんをうつわによそい、(2)をのせる。

 辛いのが好きな方はコチュジャン増量してください。大さじ1/2ぐらい入れてもいいですよ。溶けにくいので、しっかり混ぜて。

 白ごまは、入れるときに指の腹でこすり合わせるようにして入れると、ごまの風味が立ちます。すりごまほどすりつぶしたくないとき、私はこうやっています。指の力だけでも割とすれるものですよ。具材によく絡むようにもなります。

 この丼、仕上げに海苔や、卵黄を加えるのもおすすめ。

 しかし先日のパドロン、びっくりしましたね。そういうものがあるのか! レバーって日常的に使わないんだよなあ、面白い組み合わせ。やってみます!

おいしいもののっけ隊(隊員2名)

白央篤司(はくおう あつし)

「暮らしと食」がテーマのフードライター。日本各地のローカルフードに詳しい。著書に『自炊力』(光文社新書)など。オレンジページやメトロミニッツなどでコラム連載中。
https://www.instagram.com/hakuo416/


しらいのりこ

お米料理研究家。米農家出身の夫、シライジュンイチと共にごはん好きの炊飯系フードユニット「ごはん同盟」として、美味しいご飯の炊き方やお米の料理、ごはんに合うおかずなどのレシピ考案を行う。
https://linktr.ee/shirainoriko

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Column

のっけて、食べる

のっけることで生まれる、新たなおいしさ。フードライターの白央篤司さん、ごはん同盟のしらいのりこさんが「のっけて、食べる」楽しさを、毎日交互にレシピ付きで綴っていきます。

2023.08.26(土)
文・撮影=白央篤司
イラスト=二村大輔