待ちに待った、旅して家族や仲間と賑やかに楽しめる夏がやってきました!

 海外旅行もいいけれど、日本には四季の移り変わりを感じられる風景が数多く存在しています。自粛中に、そんな日本の魅力に気付いた人も多いかもしれません。

 「いつか」ではなく、夏休みの旅行の参考に。私たちを待っている夏色の景色をお楽しみください!

» 日本の隠れ絶景・風物詩リスト


◆大洗サンビーチ海水浴場

 「大洗サンビーチ」は、南北に約1.3キロメート続く遠浅のビーチ。年間を通して多くの人が訪れる人気のビーチで、特に海水浴場が開設する夏は、ファミリーやグループなど大勢の人でビーチが賑わう。

 ここ数年は「リフレクションビーチ」として有名で、引き潮時に砂浜に残った水が鏡のように反射する光景は、まるで「ウユニ塩湖」のよう。この幻想的な景色を写真に収める人が多く、SNSで話題となっている。

 また、日本初の「ユニバーサルビーチ」でもあり、水陸両用型の車いすの無料貸し出しや、障害者用のトイレ・シャワーを備えるなど、誰もが楽しめるビーチづくりに力を注いでいる。

海水浴場開設期間:2023年7月22日(土)~8月20日(日)

大洗サンビーチ海水浴場(おおあらいサンビーチかいすいよくじょう)

所在地 茨城県東茨城郡大洗町
https://www.oarai-info.jp/page/page000008.html

◆霞ヶ浦観光帆引き船

 日本で2番目に大きい湖「霞ヶ浦」で、帆引き船を体験できる「霞ヶ浦観光帆引き船」。湖上を駆ける船は、かつて霞ヶ浦の漁業を支えていた漁船で、明治時代に漁師の折本良平により考案されたものだ。

 現在は国の無形民俗文化財に指定され、140年の歴史を伝える観光船として夏から秋にかけて操業。随伴船に乗って、本船で行われる漁を間近から眺めることができる。

 風を受けて膨らむ大きな白い帆は圧巻で、青空とのコントラストは息をのむほど美しい。陸から見た広大な湖にぽつんと浮かぶ姿も、写真映えする光景だ。

開催時期:7月下旬~11月下旬、年に一度3市からさまざまな色の帆引き船が湖上に集結する合同操業を実施(今年度日程未定、昨年度は9月18日実施)

霞ヶ浦観光帆引き船(かすみがうらかんこうほびきせん)

所在地 茨城県行方市、土浦市、かすみがうら市 霞ヶ浦
https://www.ibarakiguide.jp/site/seasons/kasumigaura-hobikisen.html

2023.07.22(土)
文=佐藤由樹
協力=茨城県庁 観光物産課