5月半ばになるとスーパーに出回りはじめる、梅。梅シロップや梅干しなどを作ってみたいと思うものの、時間がなかったり、面倒さを感じて挑戦できない方も多いのでは? そんな方のために、榎本美沙さんの『ちょこっとから楽しむ はじめの梅仕事』(山と溪谷社)の中から、調味料として使える完熟梅のみそ漬けを紹介します。
完熟梅のみそ漬け

●材料(作りやすい分量)
・完熟梅:250g
・みそ:100g
(信州みそなどクセがないものがおすすめ)
・はちみつ:50g
●作り方
(1)完熟梅はやさしく洗い、水けをペーパータオルでていねいにふき取り、なり口のヘタを竹串で取る。

(2)ジッパーつき保存袋(中)に、みそとはちみつを入れる。

(3)袋の上から手でもみ込んで、みそとはちみつを混ぜる。

(4)梅を加えて、空気が抜けるようにジッパーの端を少しあけて口を閉じる。

(5)梅とみそがなじむように袋の上から手で軽くもみ、空気を抜いて口をしっかり閉じ、冷蔵庫に2週間ほど入れる。梅酢が出てきてみそが徐々に液状になる。

(6)2週間たったら清潔な保存容器に移し、そのまま冷蔵で保存する。

みそに漬けるだけの簡単な梅仕事。梅の実はお茶請けやおつまみに最適です。ほどよい酸味とフルーティーな風味のみそは、マリネなど和えものにもぴったり。
梅の実を調味料感覚で気軽に使用

そのままちびちびと食べてもおいしい梅の実は、刻んで冷ややっこにのせたり、和えものに混ぜたり、みそ床と一緒に料理に使うのもおすすめです。
完熟梅のみそ漬けを使った展開レシピを次のページで紹介します。
2023.06.22(木)
撮影=宮濱祐美子
スタイリング=竹内万貴