空気と水のバランスを最適に保つ新素材・パフカル
ここで会場には「GG」のことをよく知るサントリーホールディングス デジタルマーケティング部の大和谷智子さんが登場。
「GG」を開発したトヨタサントリーミドリエは、中国をはじめとするアジアの緑化・環境改善を目的としたサントリーホールディングスとトヨタ自動車による合弁会社。壁面緑化などビジネス向けの事業を中心に、MUJIの「壁にかけられる観葉植物」シリーズといった一般向けの商品開発なども行っています。
前田 「GG」に使われているパフカルはサントリーさんが開発した素材なんですよね?
大和谷 はい、そうなんです。植物が生育するのにいちばん大切な条件は、水が30%、空気が70%というバランスだといわれています。パフカルはこの状態を保持し続けられるのが特徴です。お手入れも簡単なうえ虫もつきにくく、植物を生育する際、土よりも水の使用量が少ないという、地球にも人にもやさしい素材です。
前田 とにかく軽いですし、土と違ってポロポロ散らばることがないので、とても扱いやすい素材だと思います。子どもが小さかったりペットを飼っていたりすると、鉢を倒して土がこぼれちゃうのが心配だという人も多いと思いますが、その点パフカルは衛生的ですし、虫もつきにくいのでおすすめですね。
「GG」は「Box Vase」と「Bag Vase」の2タイプ。「Box Vase」は、植木鉢として使えるシンプルでスタイリッシュな箱に、希望の植物、パフカルを粉砕した「Pafcal Chips」が入っており、プレゼントにも最適。「Bag Vase」は観葉植物の入った袋をそのまま鉢として使えるタイプで、気軽に植物を育ててみたい方によりおすすめです。
前田 最近ではプレゼントの過包装も気になる時があるんですけど、「GG」は本当にミニマルなパッケージングですよね。ボックスタイプもバッグタイプもパッケージがそのまま鉢になりますし、エコの観点からもすばらしい商品だと思いました。
茂木 鉢選びって、ちょうどよいサイズがなかったり重すぎたりして、ちょっと難しいですよね。「GG」はそのまま鉢として使えるうえ、どの空間にも馴染みやすいシンプルなデザインもすてきだと思います。
大和谷 ありがとうございます! ボックスもそうですがパフカル自体も軽量なので、今日はリビング、今日はキッチンといったように手軽に移動させて楽しんでいただけたらうれしいです。
「GG」にはそれぞれの植物に「幸運」「生命力」などの花言葉も添えられています。贈る相手のイメージに合わせて選んでもらうのもおすすめと話す大和谷さんに、「花言葉で観葉植物を選ぶなんて、新しい感覚ですね」と茂木さん。また、耐干性・耐寒性などの特性が記載されたマトリクスも選ぶ際のポイントになりそう。
前田 葉っぱが厚めのもののほうが保水力が高くて丈夫なので、初めての方に向いているかもしれませんね。でも、花屋の立場から言うと、「GG」の6種類の植物はどれも私たちが「育てやすいですよ」ってお客さまにおすすめしているものばかりです。植物に不慣れな方に贈っても、喜んでもらえると思います。
2023.05.27(土)
文=張替裕子(ジラフ)
写真=山元茂樹
ヘアメイク=山下光理
スタイリスト=徳永千夏