クーラーボックスに氷を入れるだけの冷やし方と違い、開閉しても内部の温度が上がりにくく、さらにムラなく魚を冷やすことができる。

 ペットボトル氷の量はクーラーボックスの容量の30%ほど用意し、釣り場でクーラーボックス内部に寝かせたペットボトルの容器が半分浸るくらいの海水を入れる。そうすることで海水温度を5℃前後まで下げて、冷蔵庫で魚を冷やしている状態を作ることができる。魚がたくさん釣れる場合はさらに海水を足してできるだけ魚が海水に浸るようにする。

 フィクセル/リミテッドの保冷力と合わせれば、この保冷方法で傷みやすいアジでも丸2日間は鮮度をキープできる(氷が多ければ2日後でも刺身で食べられる)。

 そんなに長時間釣りをしない場合はオーバースペックに感じるかもしれないが、夏場の屋外や高温になった車内は数時間でも保冷力の差が現れるため、短期釣行でも性能が良いことに越したことはない。

 注意点として、夏場や秋は海水温でさえ20~25℃になるため、ペットボトル氷を多めに用意する必要がある。またペットボトルの中身は水道水で良いが、クーラーボックスには必ず海水を入れる。水道水で魚を冷やした場合、浸透圧効果で魚の身に真水が移る可能性があり、味が著しく低下するため、せっかく冷やしても美味しく食べることができない。

 その点では、保冷力のないクーラーボックスにただ氷を入れて魚を冷やした場合、氷が溶けて水に浸った魚の味が落ちるリスクがある。

 

(2)真夏でもコンクリートの地熱を遮断する

 釣り場に持ち出したクーラーボックスを椅子代わりにすることがあるが、夏場のコンクリートから放出される地熱はクーラーボックスの底面を熱し、じわじわと冷気を奪っていく。底面が真空パネルで断熱されていれば、炎天下の屋外でも保冷力を維持できる。

(3)メンテナンスがラク!

 保冷力以外にもおすすめする点として、フィクセル/リミテッドの機能性がある。上蓋が両開きかつ取り外しできるため、魚のしまいやすさはもちろんのこと、使用後の洗浄も楽に行える。

2023.05.21(日)
文・写真=ぬこまた釣査団(大西)