私のようにマンション住まいでスペースに余裕がない場合は、とくに取り回しの良さがありがたい。さらにクーラーボックスをひっくり返さなくてもワンクッションで水抜きができるため、氷海水冷却民の私は帰宅後の作業が圧倒的に楽になった。

おてごろ価格のクーラーボックスでも適材適所で魚の鮮度をキープできる

 高性能なクーラーボックスがオールシーズン活躍してくれることは間違いないが、リーズナブルな商品でも使い分けることで持ち味を発揮できるのでいくつか紹介したい。

 まずは、折りたたみ可能でどこでも持ち運べるソフトタイプのクーラーバッグだ。

 ハードタイプのクーラーボックスに比べて保冷力は劣るが、安価で携帯性に優れているのが特徴。食材の保管や、釣りでは磯や砂浜などカート移動できない釣り場の短期釣行で使用している。大きな魚をそのまま入れると魚のヒレでバッグの裏地が破れてしまうので、厚手のビニールを数枚重ねるなどの対策が必要。

 釣り場から戻ったら魚をハードタイプのクーラーボックスに移し替える(※夏季の使用はおすすめしない)。

 そして、お試し釣行なら軽くて低価格な多目的クーラーボックスをおすすめしたい。

 釣具店のラインナップではもっとも低価格で販売されている、ポリスチレンフォームを断熱材にしたクーラーボックス。初めて釣りをされる方には費用を抑えるためにもおすすめ。気温が低く、長時間の保冷力を求めない環境下では絶大なコスパを誇る。

 夏季の使用では、直射日光やコンクリートへの直置きを避けることで保冷力を多少維持できる。

新鮮でおいしい魚を食べるために

 釣行中の冷却から片付けまで、性能の高いクーラーボックスに投資することでQOF「クオリティ オブ フィッシング(釣りの質)」は格段に向上する。

 これから釣りを趣味にされる方は、クーラーボックスにもこだわってみてはいかがでしょうか。

写真=ぬこまた釣査団(大西)

2023.05.21(日)
文・写真=ぬこまた釣査団(大西)