![ストックホルム・ユールゴーデン島にあるレストラン「AIRA」のエントランス。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/4/7/1280wm/img_47b8ffc24f01bd37e515ceba57ec0818173640.jpg)
多くの人が一度は行ってみたいと口にする北欧諸国。その中でも最大の人口を誇り、「北欧のヴェネツィア」とも称されるスウェーデンのストックホルムには訪れるべきスポットが数多くあります。
ライフスタイルジャーナリストとして活躍し、世界中を旅した小川フミオさんが、北欧の魅力をご紹介します。
》“育てていく”楽しみに満ちたラグ。素材と製法、デザインにこだわったスウェーデンを代表するカスタール
》北欧デザインを体現、遊び心に満ちたスタイリッシュなブティックホテル、ストックホルムの「ノビスホテル」
》アートのような唯一無二のうつくしさ。いまのスウェーデンでもっとも人気のリリエンクランツのファーニチャー
ディスティネーションレストランになりうる「アイラ」
![ストックホルムの中心街から歩いていける距離にあるユールゴーデン島は街の人々の憩いの場になっている。写真:アフロ](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/0/e/1280wm/img_0ed1c9eebfef77ef73bf1bd54f45a01b232703.jpg)
ストックホルムの「ユールゴーデン」なる広大な王立公園のなかにある、ミシュラン一つ星のレストラン。「AIRA(アイラ)」は、世界中のゲストを魅了しています。
スウェーデン料理というと、ちょっと前までは保存食材とか、サーモンやオヒョウや鱈、あるいは、牛やトナカイを使い、ちょっと大味な印象でした(個人的感想)。
経済的にゆたかな時代を経て、グローバリズムとして世界の文化がある種混淆したいい影響を受け、いまや、それも過去の話。
![「AIRA」ではスウェーデンのガラス作家によるランプシェイドが使われている。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/a/1/1280wm/img_a1252fbef7011bfeb7fcc8c7e95cdbf9141667.jpg)
「アイラ」のトミー・ミリマキ(Tommy Myllymäki)料理長が手がける料理は、見た目は息をのむほど美しく、味は複雑。世界の料理のさまざまな要素をうまく採り入れている印象です。
場所といい、提供されるコースの内容といい、たとえば日本からのディスティネーションレストランになりうる、と断言してしまってもいい、と私は思いました。
2023.04.26(水)
文・写真=小川フミオ