エコなテントで快適なキャンプを!
さらに進むと、14張りのテントがあります。テントといっても、木材の柱でしっかりと組まれ、室内にシャワーやトイレ、洗面台もしつらえたもの。ベッドやクローゼットなどの家具も置き、セイフティーボックスやミニバーまでも備えています。もはや、コテージの域です。
![海に向かって3列14張り。入り口にデイベッドを置くポーチもしつらえた快適仕様。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/9/a/1280wm/img_9a8bc5bf53c1388425f1df376b428989274333.jpg)
客室タイプは、標準クラスのシービュー、人気のビーチフロント、2寝室に分かれ2段ベッドが子供に喜ばれそうなファミリールームの3タイプ。広さも十分、天井もテントのようにかがむ必要はない高さです。“アジアでのキャンプ”で懸念していた衛生面も、心配なし。
![テントというより、ちょっとしたコテージのような充実した客室装備。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/9/c/1280wm/img_9cc7d849ab4a31242b990434b9c8834f144711.jpg)
しかもこのテント、エコにも配慮されています。発電にはソーラーパネルを使い、二酸化炭素の排出を軽減。テント自体は外国製ながら、施設に使用されている建材は、地元のものやアップサイクルしたものだそう。
さて、ボートで沖に出て、スノーケリングを体験することに。この日、透明度は今ひとつで、スタッフも「本当はこんなんじゃないのだけど……」と残念そう。ちなみに、スノーケリングをはじめ、クリアカヤックやパドルボードなど、モーターを使わないウォーターアクティビティもプランに含まれています。
![絶好調のコンディションだと、こんな水中風景。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/b/8/1280wm/img_b8464af94f7e76f9b6d2cd6f745d5771187841.jpg)
![海の中が覗けるクリアカヤックも体験できます。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/b/4/1280wm/img_b424a0bbe0bb5d13e99ff352acd3fd3b189321.jpg)
アクティビティの後はランチ。テーブルには春雨や鶏肉の炒め物、カレー、野菜炒めなどが並びます。テント滞在には朝食が付き、ランチやハイティー、ディナーの手配もできます。
![ランチのメニュー。どれも日本人の口に合う味付け。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/c/1/1280wm/img_c1eb65cc44e3b75f76c34f50690b5de2102957.jpg)
今回は日帰りでしたが、無人島での一昼夜は、いつか体験してみたいもの。光害がない星空の下、キャンプファイヤーを囲み、熱帯雨林の音に耳を澄ます夜。そして、サイチョウの鳴き声が清冽な空気に響く朝。どれも宿泊者だけが味わえる特権です。
![南洋の自然に包まれる、無人島の夜。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/b/8/1280wm/img_b8859309b4fb4f12d857b25b32f5519e242541.jpg)
2023.04.22(土)
文・撮影=古関千恵子