どのようにしまえば取り出しやすいのか? 戻しやすいのか?
次に、どのようにしまえば取り出しやすいのか? 戻しやすいのか? を考えてみましょう。最初から収納グッズを買うのではなく、ここに置くと決めた場所に手持ちの空き箱などで仮置きし、様子を見るといいでしょう。
この際に重要なのは、取り出す時には“使う目的”があるので必死で探し、取り出しますが、使い終わって戻す時には……? そこに戻す理由が曖昧になり、「今は面倒くさい……」と置きっぱなしになる可能性があります。そうならないためには、“できるだけ簡単に戻せる仕組み”を作ることが大切です。
「きれいにたたんで入れよう」……これが面倒ならば、その引き出しに入っているだけでも良しとする、“ざっくり収納”に。
「片付ける場所が遠い」……そう感じるならば、そばに収納できるようにする。例えば、読んだ雑誌がいつも散らかるのであれば、読むエリアの近くに収納する場所を作るなど、まずは無理なくできることを最優先として下さい。
無理なくできる仕組みを作り、出来そうだとわかったら、その後に自分の好みにあった収納グッズを選びましょう。出し入れが楽しくなるような“うっとり収納”になれば、片付けのモチベーションが高まります。
この時、収納スペースと内容物は、メジャーなどできちんとサイズを計ってから購入すること! 目測で適当に選んで、スペースに入らなかった~なんてことになっては残念すぎますからね!
次回は、片付け実践編の最後のステップ、“続ける”です。
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Column
鈴木尚子のもっと心地いい収納スタイル
CREAのインテリア特集に収納エキスパートとして登場し、“収納ベタ”読者にズバリ適切アドバイスを施した片付けのプロ、鈴木尚子さん。「実は片付けが大の苦手だった」鈴木さんが、結婚・出産を機に見つけ出した片付けの極意とは? 理想の空間や暮らしに近づいていく整理術とは? ご自宅のプライベートフォトを添えて、分かりやすくご紹介します。
2013.12.01(日)