算命学とは?

 算命学とは、古代中国で生まれた「運命を算出する学問」。性格・人生のバイオリズム・宿命を読み解き、あなたの人生の道しるべとなってくれます。算命学では生年月日を基に大きく10種の主星(甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸)に分類されます。

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風の時代、2023年4月はどんな月?

イラスト上段左から、甲・乙・丙・丁。中段左から、戊・オンナの算命学イラスト・己。下段左から庚・辛・壬・癸。
イラスト上段左から、甲・乙・丙・丁。中段左から、戊・オンナの算命学イラスト・己。下段左から庚・辛・壬・癸。

春の土用でリセット

 各地で桜のイベントも復活! 久しぶりに、心置きなく花見を満喫できたのではないかしら。

 春が到来したと思いきや、暦の上では5月6日(土)の立夏を前に、季節の移り変わりが始まるわ。

 陰陽五行思想では、自然界は木・火・土・金・水の5つのエレメント(要素)から成り立っていると考えていて、季節もこの5つのエレメントに当てはめているの。

 春は「木」、夏は「火」、秋は「金」、冬は「水」、「土」は季節の変わり目である立春、立夏、立秋、立冬の前の約18日間が割り当てられているわ。

 そしてこの18日間は「土用」と呼ばれ、季節ごとに年4回訪れる。そのうち今月訪れるのが「春の土用」。立夏の直前の約18日間なので、2023年は4月17日(月)~5月5日(金)。

 算命学においては、土用の期間中は“ニュートラルに戻る”と考えられているの。

 静かに過ごすのがよいとされ、転職や結婚、引っ越しなどは避けた方がベター。環境や心身を整えて、リセットするタイミングだと思っておいてほしい。

 ただし、間日(まび)という、土をつかさどる神が地上から離れるとされる日は土用の日にあたらないので、何かを始める場合は、この日に狙いを定めて。

 2023年は4月18日(火)、4月21日(金)、4月29日(土)、4月30日(日)、5月3日(水)よ。

 ちなみに、4月17日(月)~5月5日(金)の期間中、また、その間の「戌の日」には「い」がつくものか、「白い」ものを食べると縁起がいいとされているわ。

 詳しい開運行動に関しては、東京ケイ子のインスタで配信中(@tokyo_keiko)。

4月は丙辰「ひのえたつ」

 「丙」という漢字は、照り輝く太陽の火を、そして「辰」という漢字は干支でいう龍を表すわ。

 龍は、幻の存在とされる生き物で「権力者」の象徴でもあり「辛抱強さ、正義」という意味合いも持つ。

 つまり、“太陽に照らされながら、辛抱強く正しく前へ”と読める時運。

 成長のエネルギーがさらに加速する2023年の半ばを前に、耐え忍びながら芽を出すためのエネルギーを蓄えていく、そんなタイミングよ。

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東京ケイ子

東京ケイ子

統計学であり、哲学、人間学である、中国古代王朝の秘蔵の帝王学『算命学』の鑑定士。【宿命を識り、タイミングを計る】生まれた日で決まる、人の性格、一生のバイオリズム、宿命を読み解き、好機で勝負にでれるよう人生の伴走者を目指す。なかでも起業家やスタートアップ向けに戦略的な人生の指南を得意とする。    1985年生まれ。フリーランスのクリエイティブディレクターとして、広告業界のデザインに長く携わる。
Instagram https://www.instagram.com/tokyo_keiko


中村桃子

中村桃子

イラストレーター。1991年、東京生まれ。桑沢デザイン研究所ヴィジュアルデザイン科卒業。グラフィックデザイン事務所を経て、アーティストとして活動。絵の展示のほかに、装画、雑誌、音楽 、アパレルブランドのテキスタイルなどのイラストレーションも手掛ける。作品集に『HEAVEN』がある。
Instagram https://www.instagram.com/nakamuramomoko_ill/

2023.04.04(火)
文=東京ケイコ
イラスト=中村桃子