休眠から目覚めた木や草が花を咲かせ、景色を鮮やかに染め上げる春がやってきました。
四季があり、自然の移ろいを感じられる日本。各エリアの観光の達人が選ぶ、その地に息づく春色の景色をお楽しみください。
「いつか行きたい! 『日本にしかない風景』再発見」2023年版、今回は、静岡県観光公式サイト「ハローナビしずおか」PRスタッフが選ぶ、春の風景をご紹介します。
◆山中城跡
山中城跡は箱根山の標高約580メートルの場所にあり、後北条氏の「北条流築城術」によって築かれた山中城の遺構が、復元・保存された国の史跡。
「戦国時代末期に後北条氏によって築かれた山中城。豊臣秀吉の小田原征伐で激しい攻撃を受け、北条氏の滅亡とともに廃城になったと伝えられています。
現在、城跡は公園として整備されており、障子堀や畝堀が残っています。残春には富士山を背景につつじの花が咲き誇り、ワッフルのような障子掘を華やかに彩ります」(静岡県観光公式サイト「ハローナビしずおか」)
山中城跡(やまなかじょうあと)
所在地 静岡県三島市山中新田
https://www.mishima-kankou.com/spot/282/
◆富士山とれんげ畑
富士市富士岡地区は、富士山を背景に田んぼが広がるのどかな田園地帯。
「ここはその景色の中を走り抜ける新幹線の姿を撮影できる人気の写真撮影スポットでもあります。
田んぼに緑広がる初夏や稲穂が黄金色に映える秋など、どの季節も郷愁を誘う日本の原風景を楽しめますが、れんげが咲き誇り一面が柔らかな紫色に染まる4月頃の景色が春の風物詩となっています」(静岡県観光公式サイト「ハローナビしずおか」)
富士山とれんげ畑 (ふじさんとれんげばたけ)
所在地 静岡県富士市富士岡南東部市民プラザ付近
https://www.fujisan-kyokai.jp/viewspot50/374
2023.03.23(木)
文=CREA編集部