この記事の連載

 のっけることで生まれる、新たなおいしさ。フードライターの白央篤司さん、ごはん同盟のしらいのりこさんが「のっけて、食べる」楽しさを、毎日交互にレシピ付きで綴っていきます。

 きょうの当番は、しらいさん。

» きのうのレシピ「キャベツとコンビーフ炒めライス」


vol.264 梅しょうが焼きのっけ丼

梅生姜焼きのっけ丼。
梅生姜焼きのっけ丼。

 生姜焼きを作ると、「あー、生姜焼きってほんとお肉が柔らかくなるなあ」と毎回感心します。生姜とお酒のパワーらしいですが、今回はさらに“お肉柔らか酵素”を持つ玉ねぎももみ込んで。おそらくさらに柔らかくなったかと。

 隠し味に梅干しを1個。ほどよい酸味と塩分で味が引き締まって、ごはんに合いますよ。

■材料(1人分)

・豚ロース薄切り肉:150g
・赤玉ねぎ(または玉ねぎ):1/4個
・アスパラガス:1本
・ごはん:適量

A
・醬油:大さじ1
・みりん、酒:各大さじ1/2
・生姜すりおろし:1/2片
・梅干し(種をはずしてたたく):1個

・米油:大さじ1/2

■作り方

(1) 玉ねぎは5ミリ幅に切る。豚ロース肉と玉ねぎはAでよくもむ。アスパラはがくを外し、斜めに4~5等分する。

(2) フライパンに油を入れて強めの中火で熱し、アスパラを炒める。続けて(1)を入れて3分ほど豚肉の色が変わるまで炒める。ごはんにのっけて食べる。

 玉ねぎは梅干し効果で赤くなったのではなく、たまたまあった赤玉ねぎを使ったからですのでお間違いなきよう……。普通の玉ねぎで大丈夫です。

おいしいもののっけ隊(隊員2名)

白央篤司(はくおう あつし)

「暮らしと食」がテーマのフードライター。日本各地のローカルフードに詳しい。著書に『自炊力』(光文社新書)など。オレンジページやメトロミニッツなどでコラム連載中。
https://www.instagram.com/hakuo416/


しらいのりこ

お米料理研究家。米農家出身の夫、シライジュンイチと共にごはん好きの炊飯系フードユニット「ごはん同盟」として、美味しいご飯の炊き方やお米の料理、ごはんに合うおかずなどのレシピ考案を行う。
https://linktr.ee/shirainoriko

» 連載「のっけて、食べる」レシピ一覧

次の話を読む【食べれば〇〇シリーズレシピ】 揚げないから楽ちん「磯辺揚げ丼」 ちくわ+青海苔+天かすは最強トリオ

← この連載をはじめから読む

Column

のっけて、食べる

のっけることで生まれる、新たなおいしさ。フードライターの白央篤司さん、ごはん同盟のしらいのりこさんが「のっけて、食べる」楽しさを、毎日交互にレシピ付きで綴っていきます。

2023.04.04(火)
文・撮影=しらいのりこ
イラスト=二村大輔