「使っているシャンプーが合っていない」などの原因も考えられますが、フケや炎症は外的要因よりも体質が原因になっていることが多いです。そのため、美容師側では原因を特定しにくいのも特徴です。
痒みが悪化して炎症を起こすと、薬剤が染みやすくなったり、掻きすぎた部分の毛が抜けてしまっていることもあるので、ひどい場合は皮膚科で治療することをオススメします。
▼毛が“もったり”している方
指通りが悪く、髪の毛に過度にオイルが付いているかのような“もったり”した手触りの方が稀にいます。見た目はしっとりしているのですが、油膜をまとっているため、ドライがいつまでも乾かない特徴があります。
原因の一つは、椿油やポマードなど、油分の多いスタイリング剤の沈着です。これらの油分は髪に沈着しやすいので、一回のシャンプーでは流し切ることができません。そのため、毎日使用すると次第に“もったり”していきます。
また、シャンプーの洗い残しの可能性も考えられます。日々のシャンプーをしっかり流し切ることができず、髪に残ったシャンプーが沈着している状態です。
これは、多毛でロングヘアの方に多く、最も髪が密集する後頭部のくぼみ(「ぼんのくぼ」のあたり)に起きやすい現象です。シャワーの水は「ぼんのくぼ」に届きにくいので、洗い流せていないまま流すのを終えてしまっていることが考えられます。
▼頭から生乾き臭がする方
頭に洗濯物の「生乾き臭」が付いてしまうこともあります。洗濯物は一度生乾きになると、洗濯し直しても生臭さが残ります。同じように、シャンプーし直しても頭が生臭いままになります。これは、生乾き臭が雑菌の繁殖によって起きることが原因です。
こちらも、多毛でロングヘアの方に起きやすいです。髪を乾かすのにドライヤーを使用せず自然乾燥に任せている場合、通気性が悪い「ぼんのくぼ」の水分が乾き切らず、菌が繁殖してしまうのです。
一度臭いが付くと、殺菌消毒しないことにはなかなか取れず、かといって頭に漂白剤や熱湯をかけるわけにもいかないので、悩ましいです。
2023.02.25(土)
文=操作イトウ