2023年1月7日(土)08:08に、月は満月となります。

 約29.5日かけて天の12星座をゆっくりと巡る月は、蟹座に入座しています。

 この時期に、どんな風に過ごすのがよいか、西洋占星術研究家の岡本翔子先生がアドバイスしてくれます。

海の女神の月

 すべての満月は月の力に満ちているものですが、どの満月にも増してパワフルな力をもたらすのが蟹座の満月です。

 なぜならそもそも蟹座の守護星は月だからです。

 この日は月の引力によって、潮の満ち干が起こる海のように感情も波打ち、いつにも増して喜怒哀楽が激しくなります。

 「身近な人々に愛を注ぎたい」という気持ちになったかと思うと、ちょっとした人の言葉に激しく傷ついたりもして、自分の感情を持て余し気味になります。

 周囲の人に揺れる感情をぶつけて、面倒な事態を引き起こさないように気をつけて。

 幸い「海の女神の月」には、生物を慈しみ育てる力があります。最良の場合には、母性を意識して「大切なものを守りたい」という勇気が湧いてきます。

 守るべきものがある人は強くなれる。そんなことを気づかせてくれるのが、蟹座の満月です。

 この日は満月に対し牡牛座の天王星が調和角を作ります。新年の抱負を考えていると、妙に頭が冴えて眠れない人もいそうです。

 寝る前にリラックス効果のあるハーブティーなどを飲むのもおすすめです。

〈『MOONBOOK 2023』(MdN)より〉

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岡本翔子 (おかもと しょうこ)

占星術家。ロンドンにある英国占星術協会で心理学をベースにした占星術を学ぶ。CREAでは創刊号から星占いを担当。月に関する著作・翻訳も多く、月の満ち欠けを記した手帳『MOONBOOK』は、17年続くロングセラーに。モロッコへの造詣が深く、砂漠で月や星を眺めるのがライフワーク。月と美容、ボディケア、料理などを絡めた記事も好評を博している。

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