1960年代のロンドンで生まれたストリートカルチャー「スウィンギング・ロンドン」を牽引し、今も多くの人に愛され続けているファッション・デザイナー、マリー・クワントの軌跡を紹介した「マリー・クワント展」が渋谷のBunkamura ザ・ミュージアムにて開催中です。

 60年以上経過しているとは思えない約100点の衣服や小物の展示は圧巻の一言! ファッションショーに参加している気分で、おしゃれ欲がかき立てられます。


ファッションをすべての人に

 1950年代のロンドンにおいて、ファッションは上流階級や富裕層だけが楽しむものとしてパリのオートクチュールから発信されており、一般市民が同じデザインのファッションアイテムを身に纏うのは難しい時代でした。

 そんななか、マリー・クワントは25歳の時に若者向けのブティック「バザー」を開店。自身が着たいと思うアイテムをデザインし販売したところ、瞬く間に話題となり、人気を集めました。

 特に、ミニスカートブームの火付け役として今でもその功績を讃えられています。

 展覧会では、歴代のファッションアイテムのほか、日本ではおなじみのコスメも紹介。デザインの革新性だけでなく、デイジーマークの商標登録やライセンス事業の展開、デザインの対象をルームウェアほかライフスタイル全般に広げるなど、経営者としての手腕もみどころのひとつとなっています。

 また、紳士服や軍服をインスピレーション源とし、ユニセックスなデザインを追求。それまでプライベートな場でしか着ることの許されなかったパンツをファッションとして提案したり、女性服に使われることが一般的ではなかった素材、ツイードやウールも取り入れ、男性優位の社会に一石を投じ、時代を切り開いてきました。

 厚底の靴やウエストマーク、ミニスカートにロングブーツの組み合わせなど、Y2Kファッションの原点を写真で振り返ることができたり、展示されている服や小物が欲しくなったりと、今なお色褪せないデザインの数々は、懐かしさと同時に胸が高鳴ります。

 世代を問わず楽しめる「マリー・クワント展」は2023年の1月29日(日)まで。デイジーマークをあしらった限定のオリジナルグッズもお見逃しなく。

マリー・クワント展

会期 開催中~2023年1月29日(日)
会場 Bunkamura ザ・ミュージアム
所在地 東京都渋谷区道玄坂2-24-1 Bunkamura B1F
開館時間 10:00~18:00(金・土曜 10:00~21:00、12月31日(土)は18時まで) ※入館は閉館30分前まで。ただし状況により会期・開館時間等が変更の可能性あり 
休館日 2023年1月1日(日)
料金 一般 1,700円/大学・高校生 1,000円/中学・小学生 700円/未就学児は入館無料。※学生料金の場合は、学生証の提示が必要(小学生のぞく) 
●会期中、すべての日程にてオンライン予約が可能。詳細は公式HPをご確認ください 
問い合わせ先 050-5541-8600(ハローダイヤル)
https://www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition/22_maryquant/

2022.12.27(火)
文・撮影=CREA編集部