日本サッカー協会の名誉総裁として、高円宮妃久子さまが日本代表のコスタリカ戦、スペイン戦をFIFAワールドカップ開催地のカタールで観戦された。久子さまが身につけられたサッカーボールをモチーフにしたアクセサリーや、サムライブルーの華やかなネイルが話題を呼んでいる。

「久子さまはこれまでにも、ネイルなどで応援の気持ちを示されてきましたが、今回はサッカーボールをモチーフにしたイヤリングやブローチ、ゴールキーパーのイラストをあしらったマスクなどをお召しになり、リングにもブルーを取り入れられて、さらなる気合いが伝わってくるようでした。ネイルには日本サッカー協会のシンボルマークであるヤタガラスまで描かれています」(皇室担当記者)

「高円宮妃久子殿下はNikonユーザーなんだ」

 さらに、久子さまが手にされていたカメラにも注目が集まり、「高円宮妃久子殿下はNikonユーザーなんだ」「NPS?!(※1) NikonのZ9?!! 凄い……本当にガチですね」とツイートは白熱。ニコンの本格的なカメラで、選手らを撮影される久子さまの姿を意外に受け止めた人も多かったようだ。

※1 プロの写真家を対象にサービス・サポートを提供するニコンの会員組織

「久子さまのカメラの腕前は相当のものです。ニコンプラザなどで久子さまの写真展が開催されたこともあります。鳥類保護の世界組織『Bird Life International』の名誉総裁を務められている久子さまは、あるとき野鳥の姿をとらえようと、早朝から張り込んで撮影されたこともあるそうです。2002年に亡くなられた高円宮さまも、カメラ好きで知られていました」(同前)

 

「とにかくカタールは外せないから」

 高円宮ご夫妻は、2002年の日韓共催のW杯の開会式に際して、皇族として戦後初の韓国公式訪問を果たされた。1987年から日本サッカー協会の名誉総裁を務められた高円宮さまは、国内での日本戦はすべてご覧になっている。スポーツがお好きで、サッカーを盛り上げようと心を砕かれていたという。20年前に亡くなられた高円宮さまの命日である今年11月21日には「二十年式年祭」が営まれ、新型コロナウイルスに感染した久子さまは、宮邸での自宅療養の期間を終えて、参列された。

2022.12.15(木)
文=「文春オンライン」編集部