【本誌インタビュー続編】孤独を背負った漆黒の龍の深みと勇壮さを
抜群のスタイルに、しなやかな強さを秘めた美貌、そして大らかな関西弁とのギャップも魅力の彩凪翔さん。
一昨年に宝塚歌劇団を退団し、舞台『フランケンシュタイン-cry for the moon-』では女性役も経験するなど、次々と新たな扉を開いている。
今回出演する舞台『刀剣乱舞』禺伝 矛盾源氏物語で演じる大倶利伽羅は、必要以上の馴れ合いを嫌う孤高の存在だ。
「言葉数が少ないぶん、佇まいの中で役のオーラを放てたら」
一匹狼的なイメージのあるキャラクターなのでそのミステリアスな雰囲気は少し意識したつもりです。
動物が好きなところは自分と共通項。刀剣男士の中でも言葉数があまり多くないだけに、舞台上でどれだけ大倶利伽羅らしい存在感を放っていけるかが課題なのかなと思います。
孤高な雰囲気を持っているので、それを佇まいの中のオーラで感じさせるというか……。さまざまな資料を見ると、カイさん(七海ひろきさんの愛称)の演じる歌仙兼定とはだいぶ仲が悪そうですが(苦笑)、この本丸では、少しでも仲良くしてくれることを期待しています。
共演者が語る! 役衣裳でのビジュアルについて
ビジュアル撮影時、彩凪さんの宣伝動画の撮影をご覧になったという七海ひろきさん。「刀剣を持っての撮影もあったんですが、その太刀筋がとても美しくかっこよかったです」。
在団時、雪組で一時期を共にした綾 凰華さんは、「ビジュアルももちろんですが、強さと男気のあるキャラクターが彩凪さんにぴったり」と語る。「ビジュアルのかっこよさにも何度も目を奪われました!」。
七海ひろきさん・彩凪 翔さん・綾 凰華さんのインタビューの一部を特別公開中!
» インタビュー記事はこちらから
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彩凪 翔(あやなぎ・しょう)
6月2日生まれ、大阪府出身。2006年に宝塚歌劇団に入団し、雪組に配属。芯の通った華のある男役として注目され、入団6年目でバウホール公演『灼熱の彼方』に主演。同年には『仮面の男』新人公演初主演を務めるなど活躍した。’21年に『fff-フォルティシッツシモー』『シルクロード~盗賊と宝石~』で退団。退団後も『アプローズ』~夢十夜~、『フランケンシュタイン-cry for the moon-』など幅広い舞台に出演。今年11月にはアルバム『De mon coeur 心から~彩凪翔』をリリースした。
舞台『刀剣乱舞』禺伝 矛盾源氏物語
【日程】2023年2月4日(土)~2月19日(日)
【劇場】東京:TOKYO DOME CITY HALL 大阪:オリックス劇場
https://stage-toukenranbu.jp/stage/
2022.12.07(水)
文=望月リサ、CREA編集部
写真=多田 悟
動画=鶏冠井健人、鈴木七絵、平松市聖