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 女性らしさ、男性らしさの枠をひらりと飛び越えた美弥るりかさん、七海ひろきさんの表情から、エフォートレスでジェンダーレスな、これからのメイクの新しい楽しみ方のヒントが見えてきた。


細かく極薄にレイヤードされたセミマットな立体感肌

 ひとつひとつのアイテムをごく薄く、ポイント使いをすることで、“端正な肌”に。

 フラットだけれど、肌の質感や息遣いをリアルに感じさせながら、顔立ちの立体感を引き立てることで、ジェンダーレスな肌に仕立てる。

◆シャネル サブリマージュ レサンス ドゥ タン

 最高峰の美容液成分を配合した心地よいテクスチャーが肌と一体化し、洗練された輝きとツヤを引き出す。美弥さんのベースメイクにファンデーションとして使用。

◆クレ・ド・ポー ボーテ タンフリュイドエクラ マット

 なめらかに伸び、しっかりカバーしながらサラサラとしたマットな質感で洗練された肌印象に。七海さんのベースメイクにファンデーションとして使用。

◆アディクション シルキーバームプライマー

 とろけるようなうるおいのあるテクスチャーが肌に密着するとシルキータッチへ変化し、毛穴の凹凸をふんわりとカバー。美弥さんのベースメイクに下地として使用。

◆ディオール バックステージ フェイス&ボディ パウダー

 粉感を感じさせないパウダーが、光のヴェールをまとったように透明感のあるナチュラルマットな肌に整える。美弥さんのベースメイクにフェイスパウダーとして使用。

ヌーディでセンシュアルなブラウンベージュリップ

 素の唇の延長線上にあるような、ナチュラルでヌーディな質感に、ほんのりツヤやブラウンみでニュアンスをプラスすると、洗練された色気が引き立つ。

◆SUQQU コンフォート リップ フルイド グロウ 08

 モードなエッセンスを感じられる上品なモカベージュ。美弥さん(ソロカット)に使用。

◆セルヴォーク リベレイティッド マット リップス 04

 ほんのり赤みを挿し込んだ、ウェット感のあるマットなブラウン。七海さん(組みカット)に使用。

2021.06.17(木)
Text=Kyoko Murahana
Hair & make-up=Tomoko Okada(TRON)〈Rurika Miya〉, Ikuko Shindo(TRON) 〈Hiroki Nanami〉
Photographs=Takeshi Takagi(SIGNO)〈model〉、Hirofumi Kamaya〈still life〉
Styling=Yumeno Ogawa