肌寒い日が増え、秋の深まりを覚えるシーズンになってきました。
紅葉や秋祭り、収穫のよろこびなど、秋の日本にはたくさんの美しい秋の絶景・風物詩があります。
そんな「秋の絶景」を集めた「いつか行きたい! 『日本にしかない風景』再発見」2021年秋篇に、新たな景色を追加して、2022年版をお届けします。
四季があり、自然の移ろいを感じられる日本。各エリアの観光の達人が選ぶ、その地に息づく秋の景色をお楽しみください。
◆UFOライン(瓶ヶ森林道)
石鎚山系の尾根沿いを約27キロメートルにわたり、標高1,300~1,700メートルの高度を縫うように続くUFOライン。天空へと続く絶景ドライブコースとして人気があり、秋には眼下に広がる山々の紅葉が楽しめる。
「もともと『雄峰ライン』と呼ばれていましたが、UFOの目撃情報が多いという噂から、UFOラインと呼ばれるようになったと言われています。
『天空の道』とも呼ばれる絶景ドライブロードでは、視界を遮るものがないため、瀬戸内海や太平洋を一望できます。
数年前に、車のテレビCMで人気俳優さんが歌いながらドライブしていた道が、このUFOラインです」(高知県観光コンベンション協会プロモーション担当)
見ごろの時期:10月中旬ごろ ※11月下旬~4月中旬までは冬季閉鎖されます。
UFOライン(瓶ヶ森林道)( UFOラインかめがもりりんどう)
所在地 高知県吾川郡いの町寺川 町道瓶ケ森線(伊野ICより、車で約1時間30分)
◆土佐市出間の遅咲きのひまわり
土佐市出間にある、仁淀川に合流する波介(はげ)川沿いのひまわり畑では、6月下旬から7月上旬と10月下旬から11月上旬の年2回、色鮮やかなひまわりが輝くように咲き誇る。
「10月下旬から開花する遅咲きのひまわりは、背が低いのが特徴です。秋晴れの空の下に広がるひまわりは、秋の風物詩になっています。
ひまわりを見た後は、市内の漁港にあがった新鮮な魚介を、近くのお店で食べたり買ったりするのもおすすめです」(高知県観光コンベンション協会プロモーション担当)
土佐市出間の遅咲きのひまわり(とさしいずまのおそざきのひまわり)
所在地 高知県土佐市出間
2022.10.22(土)
文=佐藤由樹