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パンデミックという大禍を経ても、フランスは底力を見せつけ、さらに輝きを増している。2024年のオリンピックを目前にパリでは、たゆたうセーヌ川、時を刻む美しい街並みをステージに、世界中の人々を待ち受けている。
フランスの美食家ブリア・サヴァランが19世紀の名著『美味礼讃』の中で記したアフォリズムが思い起こされる。
美食を思う存分楽しめる、おすすめのホテルを9回に渡りご紹介。
いよいよ始動! プルセル兄弟の次なるステージ
◆Hôtel Richer de Belleval(オテル・リシェ・ドゥ・ベルヴァル)
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モンペリエ市の遺産である17世紀の建物が昨年美食ホテルとして蘇った。アンリ4世の侍医でもあり植物学者だったリシェ・ドゥ・ベルヴァルの邸宅で、その後市庁舎にもなった。

さて、モンペリエの料理人といえば双子のプルセル兄弟。「ル・ジャルダン・デ・サンス」は、2008年までミシュランガイドの3ツ星だったが、2016年に閉店。

それから時を経て、モンペリエの現代美術財団と共同で、新たな挑戦のステージとして選んだのが、この歴史的な建造物。

オリジナルの17世紀のフレスコ画が見守るダイニングで、色彩豊かなコンテンポラリー料理をいただけるという、唯一無二の経験を楽しみたい。

Hôtel Richer de Belleval(オテル・リシェ・ドゥ・ベルヴァル)
所在地 Pl. de la Canourgue, 34000 Montpellier, FRANCE
電話番号 +33 04.99.66.18.18
客室数 20室
料金 1室 220ユーロ~
交通 モンペリエ駅(パリから列車で約210分)から車で約15分
https://www.hotel-richerdebelleval.com/
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Column
CREA Traveller
文藝春秋が発行するラグジュアリートラベルマガジン「CREA Traveller」の公式サイト。国内外の憧れのデスティネーションの魅力と、ハイクオリティな旅の情報をお届けします。
2022.11.04(金)
文=伊藤 文
撮影=吉田タイスケ
CREA Traveller 2022 vol.4
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。