でも僕たちが言ってるのは、「収入を底上げして自分が好きなところに住めるようにしよう」ということです。
筋トレはお腹がすいた状態で運動しないこと
石本 収入の底上げという意味で、僕は筋トレを取り入れています。基礎代謝がアップすれば食事も運動もすべてのダイエット行為が好転します。よく誤解されるんですけど、筋肉がついた結果として代謝が上がるというより、筋トレの行為自体が代謝を上げる効果があるんです。
―そんな森さん、石本さんに選んでもらった「究極のエクササイズ」の解説をお願いします。(※エクササイズの詳しい説明は『週刊文春WOMAN』2022秋号をご覧ください)
石本 「シーテッドローイング」は、背中の筋トレと胸のストレッチ、姿勢改善を一気にできるエクササイズです。
身体を丸めきったところから、肘をぐっと引いて胸を思いっきり張ってください。肩甲骨周りと胸のあたりに疲労感を感じたら効いている証拠です。
大事なのは、お腹がすいた状態で運動しないこと。空腹のままやると10回3セット全部で本来の力を出しきれません。損して得を取るじゃないですが、瘦せるためにもちゃんと食べる、ということです。
森 僕がエクササイズとして「バックランジ」をおすすめしたのは、体の中枢となる体幹と下半身を繫げる腸腰筋をしっかり使ってほしいから。脚を前に出すのではなく後ろに引くことで、膝を痛めることなくお尻を使うことができます。体幹から引き上げることで潰れた姿勢を真っ直ぐにし、見た目の改善と代謝アップにつなげる効果も。
※『週刊文春WOMAN』2022秋号では、食べないダイエットでやつれた印象になる理由、「究極のエクササイズ」と「究極のダイエットメニュー」の詳しい内容や、一日に取るべき栄養素、シルエットを決める体の“ある部分”などを紹介しています。
photographs:Yuki Suenaga,Hirofumi Kamaya
2022.10.07(金)
文=小泉なつみ