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ゆで時間1分! ガスも水も節約できる水漬けパスタの作り方

 ライフラインや物資が限られた中で重宝する「水漬けパスタ」。乾燥パスタを水に浸けて柔らかくするのでゆで時間が短く、しかも生パスタのようなモチモチの食感が楽しめます。

 食材のほかに、ガスバーナーとメスティンがあれば即作れる、水漬けパスタの作り方を紹介します。

 乾燥パスタをジッパー付き保存袋に入れ、パスタ全体が浸るまで水を入れます。袋が小さい場合はパスタを半分に折ってもOK。保存袋がなければ、メスティンや広口ボトルなど蓋付きの容器でも代用できます。

 パスタの太さにもよりますが、1時間半~2時間、水に浸けます。パスタを持ち上げた時に硬さが残っていれば、もう少し時間をおきましょう。

 パスタが浸かったら、保存袋の水も利用し、メスティンでお湯を沸かして、パスタを加えます。すでにパスタが柔らかくなっているので、沸騰したお湯で1~2分ゆでれば完成。生パスタのようなモチモチの麺に仕上がります。

 湯切りをしたら、そのままメスティンを容器として使います。味付けはオリーブオイル、塩、コショウだけでもおいしく仕上がります。備蓄品にジャーキーを入れておくと、パスタの具としても使えて、災害時に不足しがちなタンパク質も補給できます。

 チーズがあればひと振りでもかけるとコクが出て、満足度が上がります。乾燥パスタに水分を含ませることで、生パスタのようなモチモチ食感になるので、日頃から好んで実践している人も多いとか。

 出かける前にパスタを水に浸けて冷蔵庫に入れておけば、帰ってすぐ食べられるので、普段から時短メニューとしても役立ちそうです。

寒川 一(さんがわ・はじめ)

香川県出身。アウトドアライフアドバイザー、アウトドアブランドを展開するUPIのアドバイザー。アウトドアでのガイド・指導はもちろん、メーカーのアドバイザー活動や、テレビ・ラジオ・雑誌といったメディア出演など、幅広く活躍中。東日本大震災や自身の避難経験を経て、災害時に役立つキャンプ道具の使い方・スキルを教える活動を積極的に行っている。『キャンプ×防災のプロが教える 新時代の防災術』『焚火の作法』など著書多数。

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