――その城の作り方を、『Earthおばあちゃんねる』は教えてくれるような気がします。
多良 私の生活の一部を、人様が認めてくださるなんて夢にも思いませんでした。この動画を始めるとき、孫のあーすが「これはばあばと僕の仕事だよ」って。2人で何を撮るか話し合い、2人で協力しながら撮影しているのですが、そうした関係性が楽しいし、孫の成長ぶりも嬉しいです。
――お孫さんの考え方が素敵ですね。
多良 そうなんです。あの子がはっきりね、ばあばと2人の仕事だからって。うれしかったです。孫のおかげで、今ではテレビよりYouTubeを見てるほうが多いくらい。楽なんです。うまく動画を探せないときは、スマートテレビのリモコンの音声検索に頼めばいいし。もうそればっかり使っているんです（笑）。
今を楽しむことが大事。人を気にすることないですもの、自分が楽しければ。
写真撮影＝深野未季／文藝春秋
「主人の葬儀は22万円ですませました」87歳YouTuberが「戒名はいらない」と思ったわけ《築55年の団地ライフ》 へ続く
2022.09.18(日)
文＝我妻 弘崇
