いよいよ夏本番、抜けるような青空と緑が眩しい季節の到来です。四季があり、自然の移ろいを感じられる日本には、この季節、この土地でしか見ることのできない絶景が数多く存在しています。
そんな「夏の絶景」を集めた「いつか行きたい! 『日本にしかない風景』再発見」2021年夏篇に、新たな景色を追加して、2022年版をお届けします。
各エリアの観光の達人が選ぶ、その地に息づく夏色の景色をお楽しみください。
今回は、埼玉県物産観光協会「ちょこたび埼玉」が選ぶ、夏の絶景・風物詩をご紹介します。
◆夏の秩父とSLパレオエクスプレス
SLパレオエクスプレスは、秩父鉄道の熊谷駅から三峰口駅間を運行する蒸気機関車。2022年は3月から12月まで活躍する観光列車として、車窓から懐かしい自然景観を望みながら、人気観光スポットや名店めぐりを楽しむことができる。長瀞渓谷を横断するその姿は、秩父の夏の風物詩だ。
「力強い汽笛を響かせながら、SLパレオエクスプレスは『アツいまち・熊谷』から『緑と水の輝く秩父』へと走ります。
列車に乗ってちょっとした旅を楽しむのもおすすめですが、SLパレオエクスプレスが秩父鉄道沿線を通過する情景を眺められるのも魅力的です。
タイミングがよければ、長瀞のライン下りを楽しみながら、SLパレオエクスプレスが荒川にかかる陸橋を渡る姿を見送れることも。夕日を浴びながら市街へ戻る姿もノスタルジックです」(埼玉県物産観光協会「ちょこたび埼玉」)
夏の秩父とSLパレオエクスプレス(なつのちちぶとエスエルパレオエクスプレス)
所在地 秩父鉄道熊谷駅~秩父鉄道三峰口
https://www.chichibu-railway.co.jp/slpaleo/
◆幸手権現堂桜堤のあじさい
県営権現堂公園は、四季折々の花が楽しめる公園として年間を通して人気の観光スポット。
「県営権現堂公園内にある、関東屈指の桜の名所として知られている幸手権現堂桜堤では、梅雨の季節になると100種16,000株ものあじさいが堤の斜面を色鮮やかに彩ります。
なかでも、敷地一面真っ白に咲き並ぶ3,000株もの人気品種アナベルは圧巻です!」(ちょこたび埼玉)
※2021年の幸手あじさいまつりは中止
幸手権現堂桜堤のあじさい(さってごんげんどうさくらつつみのあじさい)
所在地 埼玉県幸手市大字内国府間887番地3
http://www.gongendo.jp/
2022.07.23(土)
文=佐藤由樹