この記事の連載

 のっけることで生まれる、新たなおいしさ。フードライターの白央篤司さん、ごはん同盟のしらいのりこさんが「のっけて、食べる」楽しさを、毎日交互にレシピ付きで綴っていきます。

 きょうの当番は、しらいさん。

» きのうのレシピ「甘酢野菜のっけチーズトースト」


vol.18 蒸し鶏のっけ中華粥

蒸し鶏のっけ中華粥。
蒸し鶏のっけ中華粥。

 中華粥が大好きなので、結構な頻度で作ります。

 ちょっと面倒ですが、お米からお粥を作るとすごくおいしい。もちろん、市販のレトルトのお粥でも美味しくできます。

 トッピングをバイキング形式にして、相性を色々試しながら食べるのが楽しい。きょうはちょうど蒸し鶏があったので、その蒸し汁もスープに入れて頂きました。

 最後に香りづけにごま油をひと回し。最後に一回しする油は葱油でもいいですが、この油でコクがグッと増して、ご馳走感が出てくるんです。

 夏は冷たいものを取り過ぎて身体が冷えがち。 たまにはお粥を食べて、身体を温めましょう。

■材料(1~2人分)

・米:1/2合
・水:500ml
・塩:小さじ1/4
・米油:小さじ1
・スープ:鶏ガラスープの素小さじ1、水1カップ

【トッピング】
蒸し鶏、味つけザーサイ、フライドオニオン、温泉卵、香菜、ごま油など:適量

■作り方

(1) ベースのお粥を作る。米は研いで水気を切り、塩、油と和える。

(2) 鍋に水を入れて強火にし、沸騰したら米を入れる。

(3) 再度沸騰したら、米が躍るような火加減で20~30分ほど、数度かき混ぜながら米粒が崩れるまで炊く。

(4) (2)に鶏ガラスープの素、水1カップを加え、再度沸騰したら火を止め、器に盛り、好きなトッピングをのせて頂く。

 ベースのお粥は冷凍できます。一食ずつ小分けにして冷凍しておくと便利ですよ。

おいしいもののっけ隊(隊員2名)

白央篤司(はくおう あつし)

「暮らしと食」がテーマのフードライター。日本各地のローカルフードに詳しい。著書に『自炊力』(光文社新書)など。オレンジページやメトロミニッツなどでコラム連載中。
https://www.instagram.com/hakuo416/


しらいのりこ

お米料理研究家。米農家出身の夫、シライジュンイチと共にごはん好きの炊飯系フードユニット「ごはん同盟」として、美味しいご飯の炊き方やお米の料理、ごはんに合うおかずなどのレシピ考案を行う。
https://linktr.ee/shirainoriko

次の話を読む【即席のっけごはんレシピ】 料理がしんどい日は缶詰の出番! 「三陸産あなご醤油煮」の穴子丼

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Column

のっけて、食べる

のっけることで生まれる、新たなおいしさ。フードライターの白央篤司さん、ごはん同盟のしらいのりこさんが「のっけて、食べる」楽しさを、毎日交互にレシピ付きで綴っていきます。

2022.08.01(月)
文・撮影=しらいのりこ
イラスト=二村大輔